赤井秀一が秀吉に自身の生存を知らせている理由は?真純と秀吉の大きな違い

赤井秀一が秀吉に自身の生存を知らせている理由は?真純と秀吉の大きな違い

現在、赤井秀一は表向きには死んだことになっており、沖矢昴に変装して工藤邸に居候しています。

彼が生きていることは

  • 江戸川コナン
  • 阿笠博士
  • 工藤優作・有希子夫妻
  • FBI(ジェイムズ、ジョディ、キャメル)
  • キール
  • 安室透

など、ごく限られた人物しか知らないはずなのですが…。

 

なぜか赤井秀一は、弟である羽田秀吉には自分が生きていることを伝えています。

一方、母メアリーと妹である真純には、生きていることを伝えていません。

 

赤井一家はそもそもマメに情報共有する一家ではないようで、家族でありながら情報把握レベルがバラバラなのですが…。

秀吉だけが秀一の生存を知っている理由については、つい最近のサンデー本誌でちらりとヒントが明かされたように思います。

 

いったいなぜ、赤井秀一は秀吉に自分の生存を伝えたのでしょうか。

 

赤井秀一が死を偽装してからの流れ

本題に入る前に、赤井秀一が死を偽装してから現在に至るまでのざっくりした赤井兄妹の行動の流れをおさらいします。

 

  1. 赤井秀一、来葉峠で死を偽装
  2. 秀一、沖矢昴として工藤邸に居候を始める
  3. メアリー、イギリスで少女化する
  4. 真純とメアリー、日本に帰国
  5. 沖矢昴、真純を見かける
  6. 真純と沖矢と安室、コナンを誘拐した犯人を追跡
  7. 真純、工藤邸で沖矢と会う
  8. 真純、ベルツリー急行で秀一(ベルモットの変装)と会う
  9. 秀吉、コナンと出会う
  10. 秀吉、秀一に由美の警護を依頼

大幅に省いてはいますが、今回の考察に必要な出来事をピックアップしました。

だいたいこのような時系列になっています。

 

そもそもなぜ真純には生存を隠しているのか

秀吉が秀一の生存を知っている理由を紐解く前に、まずはなぜ真純にはその事実が知らされていないのかを考えていきたいと思います。

 

真純が秀一の妹であることは組織に知られている

真純と秀吉の大きな違いは、赤井秀一の血縁者であることを組織に知られているかどうかという点です。

 

真純は4年前、駅のホームで赤井秀一(ライ)、スコッチ、バーボンと遭遇しています。

アニメ第836~837話『仲の悪いガールズバンド』での1シーンです。

引用:名探偵コナン 第88巻『消された手がかり』

 

犯罪組織に潜入中、それも組織のメンバーと一緒にいる時に真純と会ってしまったのが赤井にとっての不運でしたね。

この時、スコッチとバーボンにライと真純が兄妹であることを知られてしまいました。

 

この時点では、赤井秀一はまだスコッチとバーボンが日本の公安警察官であることを知りませんでした。

そのため、秀一は組織のメンバーに真純の存在を知られてしまったことに、危機感を抱いたはずです。

その後メアリーと真純が日本を離れイギリスに行ったことで、とりあえず組織の目が届きにくい場所に妹を遠ざけることができました。

 

 

真純が来日してしまったために隠し通さざるを得なくなった

真純が日本に帰国しなければ、あるいは赤井秀一の生存を明かしてもさほど困ることはなかったかもしれません。

しかしメアリーが少女化したことをきっかけに、真純とメアリーは日本に帰国してきてしまいました。

 

沖矢昴が最初に真純を見かけたのは、アニメ第656~657話『博士の動画サイト』の時点だと思われます。

引用:名探偵コナン 第74巻『動画サイト』

 

真純は登場してすぐの段階から、江戸川コナンや灰原哀に興味を示して接触しようとし、工藤新一についても堂々と探りを入れていました。

沖矢=赤井にしてみれば、真純がコナンや哀とかかわりを持つことで、組織と接触してしまう可能性は充分に考えられたはず。

組織に存在を知られている真純に自分の生存を知らせることは、秀一にとっても真純にとってもリスクが高いと判断したはずです。

 

実際、真純が秀一の妹であることは、バーボンからベルモットに伝わってしまっています。

引用:名探偵コナン 第78巻『ミステリートレイン〔遮断〕』

 

真純が

秀兄は死んだって…

と発言したことで、ベルモットは赤井秀一の死を確信しました。

真純が赤井の妹だと知っていたからこそ彼女に接触し、兄の生死を語らせたわけですよね。

 

もしミステリートレインよりも前に秀一が真純に連絡を取っていたら、ミステリートレインでベルモット扮する偽赤井を本物の兄だと思って話しかけてしまっていた可能性が高いです。

そうなるともちろん、赤井が生きていることは一発でバレてしまいますよね。

赤井秀一が真純に生存を隠していたからこそ、ミステリートレインでコナンたちはバーボンとベルモットを出し抜くことができたわけですね。

 

 

ミステリートレインの前段階として、重要な伏線になっていたのがアニメ第671~674話『探偵たちの夜想曲』です。

引用:名探偵コナン 第76巻『立体交差の思惑』

 

安室が真純と会うのは、作中でこのシーンが初めてです。

にもかかわらず、『何故ここに…』というモノローグが入っています。

安室と真純が会ったことがあるということを、ここで示唆していたんですね。

 

かつ、安室は赤井秀一が本当に死んだのかを確かめるため、真純の行方を捜した可能性があります。

赤井秀一が死んだ時点では、真純はイギリスにいました。

安室はそれを知っていたため、『探偵たちの夜想曲』で真純を見て「イギリスにいるはずの彼女が何故ここに?」と思ったのではないでしょうか。

 

 

この後ベルツリー急行でバーボンはベルモットと組んで行動するわけですが、ベルモットが真純と接触したのはバーボンから

  • 真純が日本にいること
  • 真純が赤井秀一の妹であること
  • 真純もベルツリー急行に乗ること

この3点を聞かされていたからだと思われます。

 

 

ちなみに秀一がメアリーに生存を伝えなかった理由は、メアリーと真純が一緒に行動しているから

メアリーに生存がバレてしまったら、真純に伝わりかねないですよね。

そのためメアリーにも連絡を取ることができなかった(かつ、あえて連絡を取る必要性もなかった)わけです。

 

秀吉には生存を知らせた理由

では一体なぜ、秀一は秀吉には自身の生存を知らせたのでしょうか。

 

真純とメアリーの動向を把握するため

サンデー30号に掲載されたFILE1037『時の流れを…』に、そのヒントがありました。

引用:少年サンデー30号 名探偵コナン FILE1037『時の流れを…』

 

沖矢=赤井は、真純にメアリーの安否を尋ねていました(もちろん直接的ではないですが)。

死んだことになっている赤井は、メアリーに直接連絡を取ることができないからです。

 

ジェイムズらFBIに頼んで真純の周辺を探ってもらうわけにもいきません。

FBIが真純に接触したら、組織に『妹に接触しようとしているということは、赤井秀一は生きているのではないか?』という疑念を抱かれかねません。

(具体的に何をしているのかわかりませんが)一応FBIは組織を潰すために来日しているので、赤井秀一のプライベートな調査にリソースを割くわけにもいきませんよね。

 

結果として、沖矢はズバリ真純に直接探りを入れるという方法を選ぶしかありませんでした。

 

これと同じ図式で、秀一はメアリーと真純の動向を探るため、秀吉に連絡を取らざるを得なかったのではないでしょうか?

秀一が真純の帰国を知ったのは、先述の通り『博士の動画サイト』の時点。

この時点ですでに秀一は沖矢昴になっており、真純になぜ帰国したのかと聞くことができない状態でした。

 

そのため秀吉に連絡を取り、真純がなぜ日本に戻ってきたのか、その目的は何なのかを尋ねたのではないでしょうか。

メアリーと真純が日本に戻ってきたとして、2人が頼ることができるのは羽田夫妻と羽田秀吉しかいません。

そのため、帰国にあたって真純と秀吉が連絡を取り合っているに違いないと秀一は予想したはず。

実際、真純は秀吉に『魔法使いに会いに来た』と伝えています。

真純やメアリーが羽田夫妻にどこまで自分たちの事情を話しているかわかりませんから、やはり最も確実な情報源は秀吉なんですよね。

 

 

もしかしたら、秀吉にも一旦は秀一の死亡が伝えられたのかもしれません。

ですが真純の動向を把握しなければと思った秀一がこっそり秀吉に連絡を取り、真純とメアリーの動向を尋ねたのではないでしょうか?

そして真純は秀吉に『自分ひとりで帰国した』と嘘をついている可能性が高いですから、秀吉経由でメアリーの情報を得ることは不可能と判断した沖矢が、自ら真純に接触して母の安否を尋ねた…。

こう考えると、とりあえず辻褄が合います。

 

余談ですが、メアリー、真純、秀吉に秀一の死を伝えたのはジェイムズではないかと思っています。

ジェイムズが赤井秀一から家族のことを聞いていたとすれば、真純を女の子だと知っていた謎が解けますよね。

 

秀吉は組織に秀一との関係を知られていないため安全

いくら真純のことを知りたかったとはいえ、秀吉と連絡を取り合うことは危険ではないのか?という疑問もありますが…。

おそらく秀吉は秀一の生存を知っていても身が危険にさらされることはないと思われます。

 

そもそも羽田浩司が殺された後も、彼の両親である羽田夫妻は何事もなく生活できているようです。

つまり組織にとって、羽田一家を全員消す必要はなかったということ。

羽田夫妻を放っておいても、組織にはダメージがないと判断されているわけですよね。

 

しかも秀吉が羽田家の養子になったのは、羽田浩司の死から8年も経ってからのことです。

羽田家に加わったところで、秀吉の身に危険が及ぶとは思えません。

 

また先述の通り、秀吉は組織に秀一との血縁関係を知られてはいません。

そのため、組織が秀吉に接触する可能性は限りなく低いです。

秀吉が秀一の生存を知っていたところで困ることはない、むしろ真純についての情報を得られるメリットの方が大きいと、秀一は判断したのではないでしょうか。

 

 

秀吉が真純に秀一の生存を隠している理由

秀吉は秀一とも真純とも連絡を取れる立場にいるわけですが…。

彼が真純に秀一の生存を教えないのは、もちろん秀一に口止めされているからです。

 

詳しい事情を聞いているとは思えませんが、『事情があって真純や母さんには死んだことにしておいてほしい』と言われたら、秀吉なら兄の頼みを受け入れるでしょう。

由美に対する態度から見ても、彼はマメに連絡するタイプではないですしね…。

 

まとめ

現時点では、赤井家で唯一『秀一の生存を知っている』秀吉ですが…。

女性警察官連続殺人事件で由美を守ってくれるよう兄に頼んだり、結構ちゃっかりした一面がありますよね。

引用:名探偵コナン 第96巻『駐禁の標識』

この後の赤井さんのセリフが由美タンに失礼すぎて、どうしてもそちらに意識が向いてしまうのですが(笑)

このシーンで赤井兄弟が連絡を取り合っていることが判明したんですよね。

 

秀吉は

  • 赤井秀一が生きている
  • (変装のことを知っているかは不明だが)とりあえず自由に出歩くことができる
  • 助けを求めればすぐ来てもらえる程度の近距離に住んでいる

この3点をしっかり把握できているわけです。

彼は組織には一切かかわっていませんので、『死んだはずの兄が生きていた』と聞いても、いざという時に由美タンを守ってもらえて助かる!くらいにしか思っていないかもしれませんね。

 

 

鑑定家殺人事件で、真純は沖矢昴が秀兄なのではないか?という疑問を抱いてしまいました。

真純が事実を知る日が近いのかもしれません。

 

彼女が面と向かって沖矢昴の正体を暴くのか、秀吉が絡んでくるのかはまだわかりませんが…。

赤井3兄弟の立場や関係がどうなっていくのか、引き続き注視していきたいですね。

 

サンデー31号『名探偵コナン』FILE.1038「隠すより現る」感想・ネタバレ

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