サンデー1号『名探偵コナン』FILE.1044「名人の目」感想・ネタバレ

サンデー1号『名探偵コナン』FILE.1044「名人の目」感想・ネタバレ

2019年12月4日発売の少年サンデー新年1号には、2020年劇場版名探偵コナンの情報が掲載されています!

 

2020年のコナン映画は『緋色の弾丸』赤井ファミリーがメイン

 

ネットニュースでも多く取り上げられていますし、かなりのお祭り騒ぎですね。

 

劇場版の話題ばかりですが…新年1号にはコナン本編も掲載されています!

というわけで、ここからコナン本編のネタバレを含む感想です。

未読の方はご注意ください。

 

 

FILE.1044「名人の目」感想

将棋棋士連続殺人事件シリーズの2話目ですね。

今回あまりにも展開が早くて、ちょっと驚いています。

 

秀吉はキッチンで何に気づいた?

前回、源田棋士がマンションの一室で亡くなっていました。

秀吉はキッチン台で何かに触れ、何かに気づいた表情をしています。

 

もうこの時点で、秀吉は犯人も犯人が使ったトリックも見抜いた感じですね!

コナンでは身長的にキッチン台に届かないので(笑)今回は秀吉の方が推理に分があったというところでしょうか。

 

秀吉が触ったと思われるのは

  • トースター
  • ミキサー
  • 製氷皿

のいずれかです。

 

容疑者はこの3人。

  • ホカホカのパンを買ってきた勝又水菜さん(『太閤恋する名人戦』に登場した勝又棋士の娘さん)
  • キンキンに冷えたアイスを買ってきた瓜生祥子さん
  • ちょっとぬるくて味の落ちたコーヒーを買ってきた菱沼浩輔さん

 

犯人はトースター、ミキサー、製氷皿のいずれかを使って、自分が差し入れに買ってきたものの温度を操作し、アリバイを作ったということですね。

 

ポップアップタイプのトースターでもパンの温めができる機種がありますが、複数のパンを温めるのは時間がかかりそう。

ミキサーを使ってどうコーヒーを温めるのかは想像がつかないので、これも難しいかな?

給湯器も電気ポットも壊れている、というのはちょっとできすぎた偶然な気がしますが…。

 

となると、製氷皿→氷を使ってアイスをキンキンに冷やしておき、アリバイを作った可能性が一番高いかな?

これが当たっていれば、犯人は瓜生祥子さんですね。

 

ただの氷だとアイスをキンキンに保つのは難しいですが、氷に塩をかけると「凝固点降下」が起こり、氷点下まで冷やすことができます。

塩程度なら勉強会をしていたマンションにもあった可能性が高いですし、女性用の小さなハンドバッグに入れてくることも不可能ではなさそうです。

 

秀吉はキッチンで製氷皿に触れ、まだ冷たいこと(もしくは濡れていること)に気づき、トリックを見抜いたと思われます。

 

新たな登場人物と人間関係

シリーズ1話目では殺害された錦戸棋士と源田棋士、そして容疑者の3人がゲストキャラでしたが…。

今回の2話目で新たな登場人物が。

 

  • 最近鬱病になってしまった岸本雄平さん
  • 菱沼さんと同期でプロ棋士になった瓜生欣二さん(瓜生祥子さんの兄で、勝又水菜さんの恋人)

 

もともと将棋の勉強会をしていたのは錦戸さん、源田さん、岸本さん、瓜生さんの4人だったそう。

  • 錦戸は(おそらく一人だけ勝ちまくって昇級したため)勉強会をやらなくなってしまった
  • 瓜生欣二は首を吊って自殺した
  • 瓜生欣二が自殺した頃から、岸本は鬱病になった

このため勉強の人数が足りなくなって源田さんが菱沼さんを誘い、菱沼さんが瓜生祥子さんと水菜さんを誘った…という流れだったんですね。

突然人間関係が複雑になりました…。

 

3人目の犠牲者

岸本棋士に話を聞いてみる必要がある…という流れになったところで、岸本さんの家がまさかの全焼。

中からは岸本棋士と思われる遺体と、脚が3つ切り取られた将棋盤が出てきました。

 

錦戸・源田・岸本を殺害したのが同一犯であれば、将棋盤から切り取った脚の数はミスリードの可能性がありますね。

先に岸本棋士の家に発火装置か何かを仕掛けておき、その後で勉強会に行って源田棋士を殺害。

岸本棋士のもとに脚を3つ切り取った将棋盤を置き、源田棋士のもとに脚を2つ切り取った将棋盤を置けば、殺害した順番が源田→岸本である、と錯覚させることが可能です。

 

高木刑事の

源田棋士の次に岸本棋士を立て続けに殺したワケか!

というセリフが、どうもミスリードっぽいなあ…と感じます。

 

秀吉のまさかの行動!?

今回はラスト1ページで度肝を抜かれました。

何者かのマンションを突然訪ねた秀吉。

そのマンションの住人が源田棋士を殺害した犯人だと見抜き、自首を勧めに来たそうですが…。

 

コナンより先に真相にたどり着き、しかも単身で犯人の元に乗り込む!?

秀吉の頭の良さがこれでもかと発揮されていますが、ついでにちょっと無鉄砲なのでは!?と感じる行動でもありますね(笑)

 

 

今シリーズが全何話なのかわかりませんが、このまま犯人がすんなり秀吉の勧めにしたがって自首するとも思えないのですが…(コナンの活躍がありませんし)

波乱のシリーズ3話目、いったいどうなるのでしょうか。

 

 

現時点では、瓜生祥子さんがもっとも怪しいかな、と思うのですが…。

兄である瓜生欣二が自殺しているという点からも、彼女には犯行動機があるように思います。

 

 

錦戸・源田・岸本・瓜生欣二は4人で八百長をしており、それが将棋連盟に怪しまれて瓜生欣二が呼び出された。

もう終わりだと思った瓜生は自殺、そして彼の死に責任を感じた?岸本も鬱病に。

兄が自殺した理由を知った祥子さんが復讐のために3人を殺害…と考えるとしっくりくるのですが、さてどうでしょうか。

 

 

次号は新年2・3合併号!

12月11日発売です。

 

今シリーズの登場人物たちの名前の由来

余談ですが、今回の登場人物たちの名前には共通の由来があるようです。

おそらく、将棋駒の書体から名付けられていると思われます。

  • 錦戸公春→錦旗(きんき)
  • 勝又水菜→水無瀬(みなせ)
  • 瓜生祥子→昇龍(しょうりゅう)
  • 菱沼浩輔→菱湖(りょうこ)
  • 源田安清→源兵衛清安(げんべえきよやす)
  • 岸本雄平→淇洲(きしゅう)
  • 瓜生欣二→金龍(きんりゅう)

源兵衛清安ってすごい名前ですね…!

いつもながら、青山先生のネーミングセンスには脱帽です。

 

沖矢昴のチョーカーが応募者全員サービスに登場!

12月16日まで、キッド・赤井・安室がコナンに扮した『トリプルコナン隊 サンデー限定ver.』の応募者全員サービスが申込受付中ですが…。

 

また新しい応募者全員サービスが登場しました。

 

なんと、沖矢昴のチョーカー!

しかもマッチ箱付きです(笑)

 

置鮎龍太郎さんの録り下ろしボイスが100種類収録されているのですが…。

声が収録されているのはチョーカーではなく、マッチ箱の方だそうです(笑)

チョーカーは薄いですからね…機能的に仕込むのは無理でしたね。

 

こちら、応募者負担額は7,900円(税込・国内発送料含む)

応募締め切りは2020年1月22日です。

 

詳しくは公式サイトをご覧ください。

 

公式サイト
WEBサンデー サンデーNEWS

 

12月18日発売予定の名探偵コナン第97巻は、セブンネットで予約すると限定ブロマイドがついてきます!