サンデー39号『名探偵コナン』FILE.1060「ショーはこれから」感想・ネタバレ

サンデー39号『名探偵コナン』FILE.1060「ショーはこれから」感想・ネタバレ

2020年8月26日発売の少年サンデー39号は、『名探偵コナン』のシリーズ解決編が掲載されています。

 

 

優作おじさんの代わりに優作おじさん(笑)

優作おじさんが大渋滞です。

 

 

ここからコナン本編のネタバレを含む感想です。

未読の方はご注意ください。

 

 

FILE.1060「ショーはこれから」感想・ネタバレ

今回本当すごかったですね…。

見事に青山先生の手のひらの上で踊らされました。

 

 

連続殺人事件の犯人

犯人は夢川彩子さん。

第2話でもう名指しされていましたし、他に容疑者もいないので目新しさはなかったですね。

 

ただ、犯人の動機があまりにも…あまりにもひどい…。

こんな理由で3人も殺しちゃったんですか…。

 

番組のリポーターを引き受ける度胸に前回も驚いたのですが、面と向かって工藤優作をだませたら…って発言もすごいですよね。

一般人に太刀打ちできる相手じゃないですって…。

 

 

 

ですが今回は殺人事件の真相よりも、偽優作の真相があまりにも衝撃的すぎました。

 

偽優作の正体は…

優作(偽)が怪盗キッドにしてはなんかおかしいな…という点もいくつかあったのですが、いやそうはいってもキッドでしょ…?と思いつつ読んでいました。

ベルモットでしたね!

怪しい点はしっかり伏線だったんですね(笑)

 

  • 2話目の「了解!」の時の表情
  • キッドにしては推理力が低め
  • 「怪盗」ではなく「泥棒」と自称
  • 一人称が「オレ」ではなく「俺」
  • 予告の文章でも『異色タッグ』『最強タッグ』と書いていて、キッドだとは一言も言っていない

これ全部伏線でしたか…。

 

ベルモットがキッドに変装して工藤家にやってくるよう仕向け、隙だらけの姿を見せて『腹のうちには何もありません』と見せつける優作の作戦だったと…。

凄すぎる結末に、鳥肌が立ちました。

 

 

『漆黒の特急(ミステリートレイン)』の時、キッドはコナンに頼まれて志保に変装しました。

なのでベルモット的には『キッドはコナンの味方をする(こともある)』という認識なんですよね。

 

なおかつ今回は、優作がキッドの冤罪を晴らした…という形。

キッドならピンチに陥ったコナンを助けに来てもおかしくないだろう、というベルモットの読みを利用するシナリオを用意した優作が凄すぎます。

 

コナンとキッドのやりとりはミストレの時に聞いただけのはずなのに、あそこまでコナンに『これは本物のキッドだ』と信じ込ませるベルモットも凄すぎますね。

しかもキッドは電話の向こうでしたから、ベルモットにはコナンの言葉しか聞こえていなかったはずなのに。

微塵も疑っていなかったですよコナンくん…。

 

 

優作と有希子に毒を盛ったのも、もちろんベルモット。

キッドならまずそんなことはやらないだろうし、夢川さんがやるには無理がある…と思っていましたが。

ベルモットならやりますね(笑)納得…。

 

 

コナンの上を行ったベルモット、ベルモットの上を行った優作、というゾクゾクする展開でした。

 

 

有希子が赤井さんはFBIの用で出かけていると言っていましたが、これも嘘。

赤井さんどころかジョディやキャメルたちも工藤邸に潜んでいたんですね。

赤井さんが登場した時、コナンくんばりにびっくりしました。

 

 

今回の赤井さん、いつものシャツ+ジャケットではなくてTシャツ+ジャケットでしたね。

夏だから…?(でもジャケットは脱がない…)

『将棋棋士連続殺人事件』の時もいつもの服装ではなかったですし、赤井さん、有希子にファッション指導でもされてるんでしょうか(笑)

 

 

 

しかし、本物のキッドは渋谷で何をしてたんでしょう?

こっちも気になるー(笑)

本物のキッドも何らかの形で優作に恩返ししてくれたらいいですね。

本当に小説買って読んでたら可愛いな。

 

 

組織の動きと狙い

ベルモットが『優作に変装したキッド』になりすまして工藤邸にやってきたのは、ラムに頼まれてのことでした。

 

今後、組織の驚異になりそうな人物が…なぜか日本に留まっていたから…その腹の内を探りにね…

ということですが…。

 

これまでコナンに助言することはあっても、表立って組織のことに介入しなかった優作が、組織から敵対陣営だと認識されてしまいました。

今回うまくベルモットを騙しきり、工藤家を襲撃される恐れはなくなりましたが…。

優作の凄さをあらためて見せつけられた反面、これから気が抜けなくなったのでは?とも思います。

 

 

ベルモットがジンとウォッカに『工藤優作について調べてきた』とはっきり言わなかったのは、コナンたちにとっては朗報?

ベルモットはジンが小五郎を始末しようとするのも止めていましたし、コナンのことを思えば優作や有希子にもおいそれと手は出さないのでは…と信じたいのですが。

必要とあらば…何時でも…

と言っていたのは、ジンたちに対する演技だと思いたいです。

 

 

 

気になるのは、今回の調査をラムがベルモットに頼んだこと

現在ラムは、バーボンに工藤新一についての調査をさせています。

 

新一と優作は親子なんだから、セットでバーボンに調べさせたってよさそうなものを…。

キッドが優作に恩返しをする理由付けができたので、ちょうどいいからベルモットがキッドに変装して近づけばいい…という判断だったんでしょうか。

 

バーボンがなかなか工藤新一の情報を報告しないため、ラムからのバーボンに対する信頼度が下がってきている…とかじゃないといいんですが。

バーボンとキールがNOCとバレて組織にいられなくなったら、コナン陣営は結構きつい状況になってしまいますよね。

 

 

 

優作の

後は備えるだけ…

というセリフや、ラストの『ショーはこれから。』という柱から、いよいよ組織が大きく動き出すのか!?という緊張感が高まりました。

 

 

今回作戦を立てたのは優作ですが、なんとなく緋色シリーズを思わせるような展開でしたね。

『敵を騙すにはまず味方から』ということで、コナンくんも完全に騙されてしまいましたが…。

 

 

羽田浩司殺害現場に残された暗号が『CARASUMA』だという結論に達したのは、優作と赤井さんが話した結果。

『迷宮カクテル』での工藤夫妻+赤井さん+安室さんのお茶会で話した内容も、コナンはノータッチで何も聞かされていない可能性あり。

そして今回の話も…ときて、なんだか重要なことは優作と赤井さんの間で話が進んでしまっていて、若干コナンが蚊帳の外なのが気になります…。

 

優作が出てきちゃうとコナンくんは太刀打ちできないっていうのが再確認できましたし(笑)ここらへんでコナンくんもバシッと緋色シリーズの時のようなカッコいい頭脳戦を見せてほしいですね。

 

 

次号予告

次号の40号~42号は、コナン関係は全部休載。

43号には『ゼロの日常』が掲載。

45号からコナン本編です。

 

45号からのコナン本編は、組織の動きが描かれるのでしょうか?

単行本100巻に収録される部分ですし、節目として豪華エピソードが来そうですね。

 

WPSの諸伏編は11月以降かな…?

年内には読めるといいのですが…ものすごく気になっています。

 

 

サンデーS応募者全員サービス

発売中のサンデーS10月号で、新しい応募者全員サービスが始まりました。

青山剛昌先生描き下ろしの4号連続つながる表紙イラストが、美麗ポストカードになって登場です。

 

 

応募者負担額:1,700円

締切:10月22日(木)※当日消印有効

 

詳細はサンデーS10月号をご覧ください。