「ゼロの日常」はなぜ炎上するのか?解釈違いに激怒する人々
『ゼロの執行人』公開後、爆発的に高まった安室透人気にこたえるべく始まったスピンオフ作品『ゼロの日常』
ファンから絶大な支持を得て、コミックスの売上は3巻までで既に累計180万部を突破しています。
さぞファンから絶賛の嵐なのだろう…と思いきや、実はたびたび炎上している作品でもあります。
最近の炎上ぶりがあまりにも目につくようになってしまい、モヤモヤしているファンの方も多いのではないでしょうか。
いったいなぜ、ゼロの日常はこんなにも炎上するのでしょう?
私なりに考えをまとめてみました。
※あくまでも私自身が観測できた範囲での炎上と経緯です。
客観性の保証はいたしかねますので、参考程度にお読みください。
「ゼロの日常」の原稿ができるまで
炎上について考える前に、まずは『ゼロの日常』の制作事情に触れておきます。
『ゼロの日常』を描いているのは新井隆広先生です。
青山剛昌先生が〔原案協力〕としてクレジットされていますが、実際は原案協力どころではなく完全監修。
ネームにもがっつり手を加えられています。
同じコナンのスピンオフ作品『犯人の犯沢さん』には、青山先生はノータッチです。
完全にかんばまゆこ先生に任せられていますので、『ゼロの日常』はかなり特殊な制作形態であることがわかります。
この辺りに、炎上する理由の一端が隠されています。
『ゼロの日常』単行本の巻末によると、ゼロの日常の制作進行はだいたいこんな感じになっているようです。
プロット(だいたいのあらすじを決める)
↓
ネーム(コマ割りやセリフをざっくりと)
↓
下絵(ネームをさらに細かく。ツイッターで公開される赤ペン修正画はこの段階)
↓
ペン入れ~仕上げ
↓
原稿完成!
描いているのが新井先生とはいえ、『ゼロの日常』は完全ギャグの『犯人の犯沢さん』と違い、コナン本編とリンクしているっぽい世界線です。
そのため新井先生が自由に安室さんを動かしたり、コナン本編に出てくる重要キャラクターを無断で出すわけにはいきません。
内容は新井先生と青山先生、そして担当編集さんで相談して考えているそうです。
「ゼロの日常」プロット担当一覧
ゼロの日常は、2巻から青山先生ご自身がプロットを作られる話が増えてきました。
どの話が青山先生プロットなのか、単行本の巻末と公式Twitterの呟きを参考にまとめてみました。
ついでに各話に登場する主なサブキャラクターも挙げてあります。
サブタイトル | プロット | サブキャラ | |
---|---|---|---|
TIME.1 | 三足の草鞋 | 梓 | |
TIME.2 | It's a piece of cake | ベルモット | |
TIME.3 | 眠くない… | 風見 | |
TIME.4 | 特製カラスミパスタ | 梓 | |
TIME.5 | 君も… | 風見、ハロ | |
TIME.6 | 舌をかまないように | 緑 | |
TIME.7 | 眠れないんですか? | ||
TIME.8 | 綺麗にしてやる | ハロ | |
TIME.9 | いけないよ | ハロ | |
TIME.10 | 決めた | ハロ | |
TIME.11 | 無礼講 | 青山 | 風見 |
TIME.12 | こちらキャメル | 青山 | キャメル |
TIME.13 | あ… | 青山 | 梓 |
TIME.14 | 育ってるかな? | ハロ | |
TIME.15 | カレーに失礼 | 青山 | 風見 |
TIME.16 | …だったよな | 青山 | 風見 |
TIME.17 | お兄ちゃん!? | 榎本兄妹 | |
TIME.18 | 大物狙い | 梓、緑 | |
TIME.19 | 心のオアシス | 青山 | 風見 |
TIME.20 | ゲームだよ | 青山 | 風見 |
TIME.21 | 逃げてください | 梓、緑 | |
TIME.22 | ポアロの兄ちゃん | 青山 | 梓、少年 |
TIME.23 | 真似しないように | 青山 | |
TIME.24 | ワンちゃん!! | 青山 | 風見 |
TIME.25 | 僕の隠し玉 | 青山 | 風見、梓、緑 |
TIME.26 | 米花ライスフラワーズ | 青山 | 風見ほか |
TIME.27 | ゼロじゃありませんから | 青山 | 風見ほか |
TIME.28 | ちょっとな… | ハロ | |
TIME.29 | ニッカポッカ | ||
TIME.30 | パン教室 | 青山 | マリア、たくま |
TIME.31 | サバイバル教室 | 青山 | マリア、たくま |
TIME.32 | 丁度良いです | 青山 | 風見 |
TIME.33 | それにしては | 青山 | 風見 |
1巻の前半は様々なキャラクターが登場し、後半では安室とハロの出会いから飼うまでの経緯が描かれています。
(発表されていないだけ、という理由でなければ)1巻収録話はすべて新井先生によるプロットです。
2巻からは、青山先生がプロットを担当することが増えました。
特に風見の出番が多いエピソードは、ほぼ青山プロットとなっています。
「ゼロの日常」はなぜ炎上するのか
発端は13話?いわゆるカップリング戦争が勃発
最初にゼロの日常が炎上したのは、第13話だったように思います。
第13話『あ…』は、いわゆる夢オチ回。
安室さんと梓さんがいい雰囲気で仕事している姿が描かれていますが、それはすべて鶴山のおばあちゃまが見ていた夢だった…という、なかなか強烈なオチのエピソードでした。
この話が炎上したのは、ファンの間でカップリング戦争が起きてしまったことが発端だったように記憶しています。
安室×梓のカップリングを推している人々が勝利宣言をし、その他の安室透関係のカップリングを推している人々がそれに強く反発しました。
また、安室透の夢女子と呼ばれる人々も『安室さんのラブシーンなんて見たくない!』と批判の声を上げました。
結局は夢オチだったわけですが、サンデー発売前に赤ペン修正画がアップされた時点でもう炎上が起こっていたんですよね。
当時赤ペン修正画をアップしていた新井隆弘先生のTwitterアカウントに、賛否両論のリプライが多数寄せられてしまいました。
『ゼロの日常』公式Twitterアカウントが開設されたのも、この時の炎上がきっかけでしたね。
結局青山先生が
落ち着いて、(安室の)恋人は国だから
とコメントを出す事態になり、ニュースサイトなどでも取り上げられることになりました。
『ゼロの執行人』で、安室透の恋人は国であることがはっきりと明言されています。
その上13話は結局夢オチだったわけですし、安室さんと梓さんが恋人同士であることはきっぱり否定されているのですけれど…。
安室さんの恋愛事情を匂わせることは大変な火種になるのだなとわかったエピソードとなりました。
「ゼロの日常」に出せるキャラは限られている
第13話の前、つまり第12話『こちらキャメル』の予告が出た時も、実は少しファン界隈がざわついていました。
FBIのあの人が登場という予告だったために、赤井秀一が出るのではないかと赤井ファンが大きな期待を寄せたのです。
ふたを開けてみればキャメルだったわけですが、この時も(炎上とはいかないまでも)結構文句を言っている人を見かけました。
先述しましたが、『ゼロの日常』はどうやら名探偵コナン本編と完全に切り離されたパラレルワールドではないようです。
そのため、コナン本編で安室とかかわりのある重要人物、つまりコナンや蘭、小五郎、そして因縁のある赤井秀一などは、スピンオフで安室と会話をさせるわけにはいかないのです。
のちのち本編のストーリー展開に影響が出るおそれがありますからね。
バーボンと深いかかわりがあるキャラクターとしてベルモットが登場したことはありますが…。
顔はしっかり描かれていませんでしたし、当たり障りのない会話しかしていないという気の使いようです。
そのことをふまえていれば、FBIのあの人と言われても選択肢から赤井秀一は真っ先に除外されるはず。
キャメルかジョディかジェイムズの3択だな、という予想はできるはず…なのですが。
この頃はまだコナン本編における重要人物はスピンオフに出せない、というルールが読者に根付いていなかったんですね。
コナン本編のメインキャラ、重要人物が出せないということは…。
必然的に、スピンオフに登場できるのはコナン本編でさほど重要な役割を与えられていないキャラクターということになります。
これまでに登場しているのは
- 榎本梓
- 風見裕也
- 栗山緑
- 福井柚嬉(ブルーパロットのバーテンダー)
- 小倉功雅(ラーメン小倉の店長)
- 大橋彩代(ラーメン小倉のアルバイト)
- 東尾マリア(コナンのクラスメイト)
- 坂本たくま(コナンのクラスメイト)
あたりですね。
この中で最近の炎上の種になっているのが、風見裕也です。
風見裕也の解釈違いに苦しむ人々
最近の『ゼロの日常』に関する感想を拾ってみると、ネガティブな感想を抱いている人の多くが風見裕也に対する苦言を呈しています。
- 風見の出番が多すぎる
- 『ゼロの日常』ではなく『風見の日常』ではないか
- 風見のキャラ崩壊がひどすぎる
…というのが彼らの主張のようです。
安室さんより風見さんの方が出番が多い回は、確かに存在するんですよね。
第19~20話のゲーム回、第32~33話のファッション回は、風見さん目線で進む風見さんメイン回でした。
風見さんがハロの世話を任された第24話もそうですね。
風見メイン回はほぼ青山プロット
プロット一覧からもわかる通り、風見裕也が登場する話はほぼ青山先生がプロットを作っています。
これはシネマガジンでも青山先生ご自身が明言しています。
風見が出てくる風見周りの話に関してはオレが話を考えてますね。
風見が助手席で寝ちゃったりというのは、新井くんと担当編集のアイディアなんだけど、あれはすごくよかったので、オレも気に入っています。
引用:名探偵コナンシネマガジン2019 青山剛昌スペシャルインタビュー
ここで触れられている『風見が助手席で寝てしまう』というのは第3話のこと。
第1巻に収録されている第1話~第10話はすべて新井先生のプロット回です。
この第3話は、上司の車の助手席で寝てしまう…というちょっと抜けていて頼りない風見裕也が描かれていました。
ですが同時に犯人をカッコよく捕まえる安室、寝不足の部下を気遣う安室も描かれていたため、炎上には至らなかったんですね(まあまだ第3話でしたしね…)。
青山プロット回の特徴は、キャラクターの言動が大胆であること。
安室さんの言動は安定していますが、サブキャラクターは性格が大いに誇張され、コナン本編よりも大胆な言動をとっているケースが多いと感じます。
どうもこの辺に『ゼロの日常』における風見否定派の不満があるようですね。
なぜか叩かれてしまう新井先生
『ゼロの日常』公式Twitterアカウントに寄せられるリプライを見ていると、否定派の人たちは「青山プロット」というワードをとにかく嫌がります。
青山先生のプロットだと言えばアンチが黙ると思ってるんだろう!という考えのようです。
『ゼロの日常』を読んでいる人は『名探偵コナン』のファンでしょうから、青山剛昌先生に苦情は言いたくない、青山先生のことは叩きたくないという心理があるのはわかります。
そこで不運にも怒りの矛先が向けられてしまうのが、新井隆広先生です。
いつ頃のことだったか忘れましたが
- 新井先生は風見が好きだから風見ばかり出しているんだ
- 新井先生はゼロの日常を私物化している
- ゼロの日常は新井先生が商業でやっている二次創作だ
など、根も葉もない荒唐無稽な罵詈雑言ツイートを見かけてショックを受けたことがあります。
かさねがさね言いますが、風見裕也登場回のプロットはほとんど青山先生によるものです。
また、青山プロットでなくとも、ネーム段階でがっつり青山先生が制作にかかわっています。
これもシネマガジンのインタビューに書かれています。
連載2本やってるかのように、ネームにもいっぱい関わって、怒涛のチェックを入れてます。
場合によっては、「ごめん、全部ボツ」って非情なことを言ったり…。
引用:名探偵コナンシネマガジン2019 青山剛昌スペシャルインタビュー
公式Twitterに投稿される怒涛の赤ペン修正画を見ても、青山先生が絵にもストーリーにもきっちりチェックを入れていることは明白なのですが…。
セリフ回しや構図も大胆に修正されていますし。
青山先生のことは叩きたくない、けれど振り上げた拳はもう下ろせない…。
そんな人たちが、なぜか全く悪くない新井先生を殴りに行っている印象です。
正直、新井先生は1ミリも悪くないと思うんですけどね…。
ご自身のアイディアは全ボツをくらうこともあり、青山プロットの風見回を描けばなぜかアンチに叩かれる…。
新井先生がお気の毒でなりません。
劇場版と原作における風見裕也のキャラクターの違い
ゲーム回やファッション回で多く見られた否定派の感想には、風見裕也の解釈違いというものが多かったです。
風見はこんなキャラじゃない!という解釈違いに苦しんでしまっているファンが多いようなんですね。
風見裕也は劇場版『純黒の悪夢(ナイトメア)』で初登場した、劇場場オリジナルキャラクターです。
その後原作に逆輸入され、単行本第94巻・アニメ第925-926話『心のこもったストラップ』に登場。
『ゼロの執行人』でもかなり重要な役回りを果たしました。
『純黒の悪夢』および『ゼロの執行人』における風見裕也は、
これでよく公安が務まるな
と安室さんに叱責されてしまう場面こそあったものの、公安警察官としてよく働いていました。
この2本の劇場版における風見の登場シーンがシリアスで重めなシーンばかりだったため、風見裕也=シリアスでカッコいいキャラクターだという解釈をしてしまうのも無理はありません。
ただ、原作に逆輸入された風見裕也を見てみると、劇場版とはかなりキャラクター解釈が異なります。
初めて原作に逆輸入された『心のこもったストラップ』における風見裕也は、上司である安室に振り回される役どころ。
訳も分からず安室の指示に従い、質問に答えてもらえないまま電話を切られてしまう…。
やや頼りなさすら感じさせる描写で、シリアスというよりはギャグ寄りのキャラクターと言う印象になっていました。
『ゼロの日常』で描かれている風見裕也像とほぼ一致しています。
劇場版はストーリーの都合上、また公安警察官という立場からも、風見はしっかりしたキャラクターとして描かざるをえませんでした。
もしくは映画の監督や脚本家が、風見裕也を硬派なキャラクターと設定して描いた可能性があります。
ですが青山先生にとって、風見は決して生真面目なしっかり者というわけではないんですね。
劇場版オリジナルキャラクターとは言え、原作に逆輸入された時点で、作者である青山先生のキャラ解釈が正になるのではないかと思っています。
アニメや劇場版から逆輸入されたキャラクターは他にもいますし、逆輸入された後に容姿や性格がずいぶん変わったキャラクターもいるのですが…。
逆輸入後のキャラクターが解釈違いだ!と騒がれるキャラクターは、風見以外にいないのではないでしょうか。
純黒および執行人の印象が強いあまり、『ゼロの日常』における風見裕也が解釈違いだと憤る人たちの気持ちもわからなくはないのですが…。
とりあえず落ち着いて『心のこもったストラップ』見てみ?というのが正直な心境です。
青山先生もしくは新井先生が風見のキャラクターを歪めている!という主張は、お門違いもいいところです。
劇場版の風見と『ゼロの日常』の風見の解釈が違うわけではなく、自分の中の風見と公式の風見の解釈が違うだけではないのかな…と思います。
(なお、風見の出番が多すぎる!という批判については、まあ一理あるよな~と思ってはいます…)
解釈違いは悪いことなのか?
マイナスの感想を持つことは自由
と、ここまで否定派の意見を否定することを書いてまいりましたが、作品を読んでマイナスの感情を持つこと、否定的な感想を抱くことは、非難されることではないと思います。
面白く感じる人もいれば、つまらなく感じる人もいる。
受け取り方は人さまざまですし、読者全員を100%満足させる漫画なんて、この世のどこにも存在しません。
- 今週のゼロの日常はつまらなかったな…
- もっと安室さんの出番が多ければよかったのに…
- 風見さんが解釈違い…
こういった感想を持つこと、そしてそれをツイッターなどで発信することは当然の権利ですし、誰にも非難される謂れはありません。
公式Twitterにリプライも自由だが…
否定的な感想を自分のTwitterタイムラインに流すだけではなく、公式Twitterアカウントにリプライの形で呟く人もいます。
正直これは作品を楽しんでいる人にとっては不快でしょうが、かといってツイッターの規約違反をしているわけではありませんから、やめるべきであると言われる行為でもないんですよね。
あまりにも根拠のない誹謗中傷を青山先生や新井先生に向けていたり、他のファンに対する罵詈雑言で埋め尽くされているツイートでしたら、ツイッターの規約に引っ掛かるでしょうが…。
たとえネガティブな内容であれ、本来リプライの内容は自由であっていいはずです。
ただし、非公式カップリングを匂わせるツイートはまた別問題。
二次創作に関するツイートは、公式の目に触れない場所で行われるべきです。
ただ、勝手に主語を大きくして非難の声を上げるのは違うのではないかと思います。
『こんなんじゃファンはみんな離れていきますよ!』という感じの意見ですね。
みんなって誰!?
面白かったって言っている人、たくさんいるじゃないですか!
自分の意見を勝手にファンの総意だと誇張するのも、炎上してしまう理由のひとつですよね。
否定的な意見をアンチ扱いするのはあまりにも独善的
最近『ゼロの日常』公式Twitterアカウントへ送られる批判リプライに対し、さらなる批判リプライを送る人がいます。
作品を楽しんでいる人達が見える所に、否定的な意見を書くな!
というのがそういった人たちの主張です。
それどころか
- (リプライではなくても)否定的な感想を呟くな!
- (青山プロット回を)100%受け入れられなければファン失格!
とまで声高に主張するファンまで現れています。
怖くないですか?
つまらなかった、解釈違いだったという否定的な感想を抱く人はファンではないなんて。
あまりにも独善的なツイートです。
100%作品を受け入れ作者を絶賛しなくてはファンではないなんて、もはや言論統制や宗教の域です。
こういった盲目なファンがいることも、また炎上に火を注いでしまっているのではないかと思います。
自分が面白いと感じたから、否定的なツイートをする人は許せない!
そう思うのでしたら、当然その逆の
自分がつまらないと感じたから、肯定的なツイートをする人は許せない!
という意見を持つ人がいてもおかしくないと思うことだけは念頭に置いておくべきだと思います。
さいごに
私は否定派の気持ちもわからなくはないけど、基本的には『ゼロの日常』を楽しんでいるというスタンスです。
プラスの意見もマイナスの意見も抱く人がいるのは当然ですし、それをツイートするのも自由だと思っています。
ただ、炎上するのだけは正直勘弁してくれ~!と思うんですよね。
できれば毎週心穏やかにサンデーを読みたいんです…。
『ゼロの日常』は(身もふたもない言い方をしてしまうと)安室透人気に便乗して始まった作品なので、とにかくコナン本編では描けない安室透の新たな一面が強調されるストーリー展開になっています。
それは安室透だけではなく、風見裕也などのサブキャラクターにも言えること。
自分の中で『〇〇はこんなキャラクターだ!』というキャラ解釈ががっつり完成していればしているほど、『ゼロの日常』と解釈違いを起こす可能性が高くなってしまうように思います。
その結果、炎上につながってしまうんですよね…。
どうしても『ゼロの日常』が気に入らないのであれば、結局のところは作品を読むのをやめるしか選択肢はないと思います。
『ゼロの日常』否定派の方も、元々はゼロの日常やコナンのファンだったんでしょうから、解釈違いになってしまったのはお気の毒だとは思うのですが…。
毎週毎週否定的な感想をツイートするのも、なかなかしんどいのではないでしょうか…。
色々書きましたが、とにかく今後もう『ゼロの日常』で大きな炎上騒ぎが起きないことを願います。
あとどうか警察学校編を早く読ませてくださーい!!
(これが一番言いたかった)
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