サンデー11号『名探偵コナン』FILE.1107「遠見の角行」感想・ネタバレ

サンデー11号『名探偵コナン』FILE.1107「遠見の角行」感想・ネタバレ

2023年2月8日発売の少年サンデー11号は『名探偵コナン』本編のシリーズ第5話が掲載されています。

 


とんでもない勢いで過去の伏線が回収されていき、またとんでもない勢いで新たな謎が生まれている今シリーズ。

シリーズ第5話もすごいです…!

 

ここからコナン本編のネタバレを含む感想です。

未読の方はご注意ください。




FILE.1107「遠見の角行」感想・ネタバレ

今回のサブタイトル、ああ羽田浩司だなあってすぐわかりますね…!

山菜狩り回の若狭先生の回想が、ついに回収される時がやってきました。

 

黒田が渡米した本当の目的

17年前に黒田管理官が渡米した本当の目的は、チェス大会のためではなくアマンダと会うことでした。

当時の上司から密命を受けて」とのことですが、この上司っていうのもめちゃくちゃ気になります。

今後また上司の話が出てきたりする…?

もう出てきているキャラクターの誰かだったりするんでしょうか。

 

ともかく上司の指示でアマンダに会いにいったものの、アマンダは若狭(当時は浅香)に黒田さんのことは話していなかった感じですね。

 

ホテルマンにアマンダの部屋を教えてくれと頼んでも、当然門前払いされる黒田さん。

日本警察を名乗っても、そりゃ無理ですよね…アメリカですからね。

この窮地を知恵を絞って切り抜けようとする黒田さんがたまらないです。

というか現在の黒田さんは貫禄があって落ち着いた表情をしていることがほとんどなので、若い頃の表情豊かな黒田さんをたくさん見られて本当に嬉しいです。

 

 

ラムとアマンダの会話

ラムの左目は、一度見たものを忘れないフォトグラフィックメモリーの類い…!

やっぱりキュラソーを思い出す設定です。

 

現在はこの力が失われているっぽいのが幸いですよね。

しぐさや癖も記憶してしまうなら、コナン=新一、哀=シェリー、赤井=沖矢があっさり見抜かれてしまいそうな能力ではないですか。

 

ラムのセリフで度肝を抜かれたのが

組織(われわれ)に加わった若い女

です。

ベルモットじゃん!ベルモットじゃん~!

 

しかしちょっと不思議なのが、ラムの口ぶりではベルモットが「つい最近組織に加わった」ようにとれること。

これって17年前の回想ですよね。

でもベルモットは20年前にジョディの親を殺害しています。

 

ベルモットがジョディの親を殺害したのは、組織に加わる前だった?

それともラムにとっては2~3年はつい最近?

そもそもラムはベルモットの秘密を知っているのでしょうか。

今回の話でベルモットの名前が出てくるとは思わなかったので、結構びっくりしています。

 

 

ラムの目的は、アマンダが可愛がっている若狭=浅香を人質にしてアマンダを思いのままに操ること。

APTX4869を取り出して

この毒薬であなたを殺すと脅せばすぐに出てくるでしょう…

と言ってますが、ラムはAPTX4869がただの毒薬だと思ってるんですよね。

幼児化・若返りの効果については認識していないということで…。

 

しかしここでアマンダにAPTX4869を見せたのが失態でしたね。

まさかアマンダが自らAPTX4869を飲むとは…!

それだけでも衝撃的なのに、さらにラムによる衝撃発言。

「RUM」というのはアダ名ではない…長年あの方に仕えた父から受け継いだ…コードネームですよ…

コードネームって世襲制なんですね!?

 

以前SDBのQ&Aコーナーで「コードネームは世襲制なのか、それとも死んだら永久欠番のようになるのか」という質問がありましたよね。

青山先生は「それは言えないな。」と答えてらして、はー意味深ですねえ…と思っていたのですが…。

世襲制でした!答えが出ました!

 

というか現在のラムの父親が「長年仕えた」って、烏丸は何年生きてるんですか…?

 

 

若狭と羽田浩司のやりとり

アマンダに忘れ物を取ってくるように言われて羽田浩司の部屋を訪れた若狭。

すぐにアマンダの真意を理解して若狭を守ろうとする羽田浩司、頭がよすぎるし良い人すぎません…?

護身用のスタンガンで若狭先生を気絶させるあたり、割と大胆な人ですけど(笑)

 

大切な御守りの角行を若狭先生に託す羽田浩司。

もう既に泣けます…。

牧場回で安室さんが

彼の遺族が言うには「息子がその駒を手放すわけがない!それを持っているのは息子を殺した犯人しかありえない」と…

引用:名探偵コナン 第99巻 FILE.5「ドジと疑惑」

と言っていましたが、それほど大事な駒を会って間もない若狭先生に託すほどの覚悟と思いやり…。

羽田浩司、あまりにも芯が強すぎます。

 

 

ラムと羽田浩司の会話

また羽田浩司の部屋を訪ねてきたラムたち。

ラムの気を引くため、羽田浩司は烏丸蓮耶の名前を出します。

ていうか羽田浩司も烏丸のこと知ってたんですね!?

30年ぐらい前、ラムは体調不良で欠席した烏丸会長の代理として国際経済フォーラム年次総会に出ていた

というのも、とんでもない爆弾発言です。

47年前の時点では、世間的には烏丸蓮耶は存命であるという認識だった、ということがはっきりしました。

(実際のところ生きていたのかどうかはわかりませんが…)

 

 

アマンダのダイイングメッセージ

ホテルマンにアマンダの部屋を教えてもらえなかったため、知恵を絞ってアマンダの部屋を突き止める黒田さん。

薬を飲んだ時には床に倒れて苦しんでいたアマンダですが、椅子に座りテーブルに突っ伏した格好で亡くなっていました。

ここで黒田さんがダイイングメッセージに気が付くわけですが…。

 

そもそも今シリーズは、黒田さんがコナンにダイイングメッセージを解いてもらおうとしてコナンに17年前のことを話して聞かせているわけですよね。

話を聞いたコナンが、黒田さんが17年解けずにいたダイイングメッセージをあっさり解いてしまったらちょっと嫌だなあという気持ちが…。

黒田さんには知りえなかった何か、ダイイングメッセージを解くためのヒントをコナンが持ち合わせていた…という形になるといいのですが。

 

 

羽田浩司の危機

その頃、羽田浩司はラムの部下たちによって痛めつけられていました。

ラムは簡単に薬を飲ませすぎる…。

 

羽田浩司に危機が迫っていることを察し、ホテルマンに羽田浩司の部屋を教えるように迫る黒田さん。

というところで、今回は終わり…!

うわー気になるところで…!

 

ジンが以前言っていた

17年前にラムが抜かった仕事(ころし)なんざ…知った事か…

引用:名探偵コナン 第90巻 FILE.5「暗がりに鬼を繋ぐが如く」

というセリフ。

ラムが「抜かった」のは浅香を取り逃がしたことを指していると思っていたのですが。

実際は

  • 殺すつもりのなかったアマンダに死なれてしまった
  • 本来殺す予定のなかった羽田浩司を殺すことになった
  • 浅香を取り逃がしてしまった

の3本立てだったんですねえ…。

ラム、ちょっと抜かりすぎじゃないですか…。

 

 

羽田浩司が亡くなることは確定していますから、黒田さんが急いで駆けつけても間に合わないわけですよね、多分。

羽田浩司の部屋で、若狭先生と黒田さんは顔を合わせることになるのでしょうか?

「燃えるテントの怪」で2人がただならぬ雰囲気だったのは、この時に顔を合わせていたからだったんですね。

 

 

以前メアリーが息子たちに

浩司さんがアメリカで謎の死を遂げて…

お父さん、羽田さんに頼まれてその真相を探りに渡米したんだけど…とんでもない相手がからんでる事がわかって危険だから念の為に日本に避難するのよ…

引用:名探偵コナン 第98巻 FILE.1「時の流れを…」

と話していましたけれども。

これが事実なら、務武がアメリカに渡るのは羽田浩司の死後。

海の家殺人事件で、若狭先生は務武に助けられたシーンを回想していましたが…。

そうなると、羽田浩司の死後数日経ってから若狭先生はラムに立ち向かい、務武に助けられる流れになるわけですよね。

今シリーズでそこまで回想されるでしょうか。

 

黒田管理官と務武に面識があるのかどうかも気になります。

というかもう今後の黒田管理官の動きは全部気になるのですが…!

 

次回も目が離せないです!

 

 

アニメイトで『名探偵コナン 2023 SPRINGフェア』開催決定!

最近新グッズ情報がたくさん出ていて嬉しい悲鳴ですが、ちょっと衝撃的なグッズが出てきたので。


ジンと猫ちゃんの組み合わせ、斬新すぎません…!?

ひとりだけ猫ちゃんを抱っこしていないのはポイント高いです。さすがジン。

でもこう…ミスマッチ感がすごいです(笑)

 

黒鉄の魚影に合わせて組織キャラのグッズがどんどん出ていますが、ジンが色んな衣装を着せられたりポーズを取らされているので、新グッズが出るたびに笑い転げています。

今年のジンはサービス精神が旺盛ですね!

 

アニメイト公式サイト
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