服部平次・遠山和葉の登場回まとめ!『名探偵コナン』原作・アニメ・劇場版

服部平次・遠山和葉の登場回まとめ!『名探偵コナン』原作・アニメ・劇場版

工藤新一のライバルと言えば、服部平次!

連載初期から登場しているキャラクターで、コナンとはまた違ったカッコよさから高い人気を誇っています。


そんな平次と、平次の幼馴染・遠山和葉のプロフィールと登場回をまとめてみました。




目次

服部平次のプロフィール

名前:服部平次(はっとりへいじ)

住所:大阪府寝屋川市

年齢:17歳

在籍:私立改方学園高等部2年・剣道部

家族:父親・平蔵、母親・静華

特技:剣道、英会話

趣味:バイク

好きな食べ物:たこ焼き、うどん、お好み焼き、オカンのテッチリ

声優:堀川りょう

名前の由来:忍者の服部半蔵+時代小説の銭形平次

 

東の高校生探偵・工藤新一と並び称される西の高校生探偵。

父親の服部平蔵は大阪府警本部長で、母親の静華(旧姓:池波)は元かるたクイーンです。

色黒は本人いわく「じっちゃん譲り」だそう。

 

江戸川コナン=工藤新一であることを知っている数少ない人物で、コナンの正体がバレないよう何かと協力してくれます。

コナンがシャーロキアンであるのに対し、平次はエラリー・クイーンの方が好きだと発言しています。

 

和葉への恋心を自覚したのは、和葉よりも遅め。

新一が蘭にロンドンで告白したことにライバル心を抱いており、それ以上のロケーションで和葉に告白することにこだわっているため、いまだに告白は成功していません。

 

 

遠山和葉のプロフィール

名前:遠山和葉(とおやまかずは)

住所:大阪府

年齢:17歳

在籍:私立改方学園高等部2年・合気道部&かるた部

家族:父親・銀司郎、母親

特技:合気道2段

声優:宮村優子

名前の由来:遠山金四郎+アシスタントの夫人の名前

 

父親の遠山銀司郎は大阪府警刑事部長

母親は一緒に暮らしていることはわかっているのですが、今のところ顔や名前は一切出てきたことがありません。

 

トレードマークはポニーテール。

やや気が強いものの、気さくで明るい性格です。

蘭ととても仲が良く、劇場版などでは園子とも親しい様子がうかがえます。

 

和葉が登場する際は必ず平次とセットで登場しており、和葉のみが登場する回というのは今のところありません。

 

 

服部平次・遠山和葉の登場回一覧

服部平次が登場している回を一覧にまとめました。

和葉は必ずしも平次と一緒に登場しているわけではないので、彼女が出ている回には〇をつけています。

 

また、回想のみでの登場やセリフがない場合は、登場回にカウントしていません。

 

アニメサブタイトル収録巻和葉登場
48・49話外交官殺人事件10巻
57・58話ホームズ・フリーク殺人事件12・13巻
77・78話名家連続変死事件15・16巻
117話ミステリー作家失踪事件(後編)19巻
118話浪花の連続殺人事件19巻
141・142話結婚前夜の密室事件21・22巻
166~168話鳥取クモ屋敷の怪25巻
174話二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件23巻
189~191話命がけの復活シリーズ
・負傷した名探偵
・第三の選択
・黒衣の騎士
25・26巻
221話偽りだらけの依頼人(後編)28巻
222~224話そして人魚はいなくなった28巻
238・239話大阪“3つのK”事件29巻
240・241話新幹線護送事件30巻
263話大阪ダブルミステリー 浪花剣士と太閤の城31・32巻
277・278話英語教師VS西の名探偵34巻
291~293話孤島の姫と龍宮城35・36巻
323・324話服部平次 絶体絶命38巻
325~327話炎の中に赤い馬39巻
345話黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー42巻
381・382話どっちの推理ショー43巻
383話甲子園の奇跡! 見えない悪魔に負けず嫌い43・44巻
406~408話コナン平次の推理マジック47巻
479話服部平次との3日間54・55巻
484話黒い写真の行方(前編)56巻
490話服部平次VS工藤新一 ゲレンデの推理対決!50・51巻
491話赤と黒のクラッシュ(発端)56巻
516・517話風林火山 迷宮の鎧武者
陰と雷光の決着
59巻
521~523話殺人犯、工藤新一
新一の正体に蘭の涙
本当に聞きたいコト
62・63巻
524話憎しみの青い火花(前編)61巻
554・555話こうのとりミステリーツアーアニメオリジナル
572 話もののけ倉でお宝バトル(後編)66巻
573・574話恥ずかしいお守りの行方66巻
610~613話被害者はクドウシンイチ
犬伏城 炎の魔犬
70巻
651話コナンVS平次 東西探偵推理勝負74巻
652~655話毒と幻のデザイン74・75巻
710・711話みんなが見ていた79巻
712~715話服部平次と吸血鬼館79・80巻
763・764話コナンと平次 恋の暗号83巻
808・809話かまいたちの宿86巻
830~832話ゾンビが囲む別荘88巻
872~874話コナンと平次の鵺伝説90・91巻
885・886話謎解きは喫茶ポアロで92・93巻
916・917話恋と推理の剣道大会93・94巻
927・928話紅の修学旅行94・95巻後編のみ
941・942話マリアちゃんをさがせ!95巻
965~968話大怪獣ゴメラVS仮面ヤイバーアニメオリジナル
983・984話キッドVS高明 狙われた唇96巻
1024・1025話大岡紅葉の挑戦状98巻
1085・1086話不吉な縁結び100巻
未アニメ化京都スイーツと毒薬102巻

 

 

服部平次・遠山和葉 登場回のあらすじ

平次と和葉が登場するエピソードの簡単なあらすじ紹介です。

ネタバレが含まれていますので、知りたくない方はご注意ください!

 

48-49話 外交官殺人事件

単行本10巻に収録されています。

 

高校生探偵・服部平次が毛利探偵事務所を訪ねてきた。

最近音沙汰のない工藤新一に会い、自分と並び称されるような探偵かどうか確かめたいという。

そこに現れた外交官の妻からの依頼を受けて彼女の家に行ったところ、夫である外交官・辻村勲が殺害されていた。

それぞれ推理を進めていくコナンと平次。

平次が土産に持ってきた中国酒・白乾児(パイカル)を飲んだコナンはどんどん具合が悪くなるが、なんと工藤新一の姿に戻り…。

 

服部平次が初登場するエピソードです!

 

工藤に並々ならぬ執着心を見せる登場をした平次。

自分の名前を名乗る前に、工藤の名前を8回も呼んでいます。

大阪府警本部長・服部平蔵の息子であることも、もうこの回で明かされています。

 

 

57-58話 ホームズ・フリーク殺人事件

単行本12・13巻に収録されています。

 

蘭・小五郎と一緒にシャーロック・ホームズフリーク歓迎ツアーに参加したコナン。

そこには工藤新一に会えるかもしれないと思ってツアーに応募した服部平次の姿もあった。

ツアーの主催者が乗った車がコナンと平次の目の前で崖下に転落し、2人は事件の捜査に乗り出すが、ツアーの参加者から2人目の犠牲者が出てしまう。

 

いつもは小五郎を眠らせて推理ショーをするコナンですが、この回では平次を麻酔銃で眠らせます。

しかし推理ショーの途中で目を覚ました平次に、コナンの正体が工藤新一であることがバレてしまいました。

 

平次のフリをするコナンのエセ関西弁が面白いエピソードです。

 

 

77-78話 名家連続変死事件

単行本15・16巻に収録されています。

 

長門グループの会長・長門道三に『初恋の女性を探してくれ』という依頼で屋敷に呼ばれた小五郎たち。

長門に小五郎を推薦した服部平蔵と服部平次も長門家を訪れていた。

その夜、長門家の次女・康江の夫がベランダから突き落とされて死亡する。

長門家長男の秀臣が容疑者かと思われたが、庭の池から彼の遺体が見つかった。

 

前回の登場でコナン=工藤と知った平次。

この回からコナンに向かって「工藤」と呼びかけるようになり、コナンを困らせ始めます(笑)

 

犯人の焼身自殺を止めるも、半狂乱になって悲しむ犯人を見て

あのまんま死なせてやった方がよかったんやろか…

引用:名探偵コナン 第16巻『炎の絆』

と言う平次。

第11話『ピアノソナタ「月光」殺人事件』で犯人を死なせてしまったコナンは、平次に

犯人を推理で追い詰めて、みすみす自殺させちまう探偵は…殺人者とかわんねーよ…

引用:名探偵コナン 第16巻『炎の絆』

と語りかけます。

 

この時のコナンのセリフが平次に大きな影響を与え、第118話『浪花の連続殺人事件』につながっていきます。

 

 

117話 ミステリー作家失踪事件(後編)

単行本19巻に収録されています。

 

夕食を食べながらTVで『探偵左文字』シリーズを見ていたコナン・蘭・小五郎。

そこに『探偵左文字』シリーズの作者・新名任太朗の娘である神名香保里が訪ねてきた。

二か月前から母と一緒に父が行方不明になっているという。

原稿は毎週FAXで編集部に送られてきているが、コナンはその原稿に違和感を抱き、隠された謎を解こうとする。

 

平次は後編のみの登場です。

 

雑誌で『探偵左文字』を読んでいた平次は、隠された暗号が解けたと言って編集部に電話をかけてきます。

コナンとも電話で話すのですが、

おまえが現場におんのに、オレが遠くで頭ひねってもしゃーないわ…

引用:名探偵コナン 第19巻『2分の1の頂点』

と言って電話を切ってしまいました。

 

 

118話 浪花の連続殺人事件

単行本19巻に収録されています。

 

平次の招待で大阪を訪れたコナンと蘭・小五郎。

大阪見物を楽しんでいたが、乗っていたパトカーの上に刺殺体が落ちてきた。

同じ手口の連続殺人がこれで3件目だと知ったコナンは、平次と共に捜査することに。

4件目の連続殺人にもかかわることになり、不吉な夢を思い出した平次はコナンと別行動をとることにする。

 

1時間スペシャルとして放送されたエピソードです。

 

舞台は平次のホームである大阪!

遠山和葉はこの回が初登場です。

 

平次は見事に犯人を見抜きますが、追い詰められた犯人は自殺を図ろうとします。

平次はその自殺を阻止し、燃え盛る蔵の中から犯人を連れ出しました。

第78話『名家連続変死事件(後編)』でのコナンのセリフが、平次に大きな影響を与えたことがわかります。

 

 

141-142話 結婚前夜の密室事件

単行本21・22巻に収録されています。

 

結婚式に出席するため、和葉と一緒に上京してきた平次は、「東京見物したいから迎えに来い」とコナンたちを呼び出す。

その結婚式で花嫁になる片桐楓と、嫁ぎ先である森園家の執事・重松に出くわしたコナンたちは、森園家に招待されることに。

夕食を振舞われて帰ろうとしたところで、殺害された重松を発見する。

 

平次の活躍もさることながら、和葉の可愛さに注目したいエピソードです。

平次と蘭の仲を疑っていた和葉ですが、蘭のある行動で誤解がとけ、2人はすっかり仲良しに。

 

第118話『浪花の連続殺人事件』では自分は平次の幼なじみでお姉さん役だと言っていた和葉ですが、この回では恋愛感情が見え隠れしていて可愛いです。

 

ちなみにこのエピソードで森園菊人を演じているのは、のちに長野県警の大和勘助警部を担当する高田祐司さんです。

 

 

166-168話 鳥取クモ屋敷の怪

単行本25巻に収録されています。

 

突然送り付けられてきた事件の依頼書と金を依頼者に返すため、鳥取県の武田家を目指していた平次と和葉。

道に迷っているところでアメリカ人カメラマンのロバートと出会う。

さらに通りかかったコナン・蘭・小五郎も、正式な依頼を受けて武田家を目指していた。

武田家長男の信一から人形の販売と運搬をしていた根岸を殺した犯人を調べてほしいと依頼された小五郎だったが、その夜信一が遺体となって発見された。

 

犯人の手によって和葉が危険な目に遭ってしまうエピソード。

コナンと平次によって事件は無事解決しますが、犯人の投げやりなセリフを聞いて平次が感情的になってしまいます。

こら最後までゆわんトコ思っとったけど、あんたに教えといたるわ…

引用:名探偵コナン 第25巻『言葉にできない』

と、犯人の最愛の人が自殺した本当の理由(と思われる推理)を明かしてしまいました。

和葉に手を出されなければ、平次もこんなことは言わなかったと思います。

 

かなり後味が悪く、報われないエピソードなのですが…。

『shine』のインパクトが強すぎて、一部でネタ化されてしまっているのが残念です。

 

 

174話 二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件

単行本23巻に収録されています。

 

古川大という人物が主催する小笠原イルカツアーの無料招待権を見事ゲットしたコナンたち。

乗客は他に8人で、元捜査一課警視の鮫崎や服部平次も参加していた。

乗客の中にかつて追っていた4億円強奪事件の主犯である叶才三がいるとわかり、捜しだそうとする鮫崎。

小五郎も叶を捜すが見つけ出せないまま、日付が変わってしまう。

その時、乗客の蟹江と思しき焼死体が見つかって…。

 

2時間スペシャルとして放送されたエピソードです。

和葉は登場していません。

 

平次は依頼料と手紙を受け取ってツアーに参加。

コナンと共に捜査を開始しますが、途中で意見が食い違って別行動をとることに。

そんな中、犯人に襲われて船から海に落とされてしまいました。

 

もちろん無事生還しますが、和葉がポケットに入れてくれていたお守りのおかげ…?

最後はちょっとラブ♡な感じで締めくくられています。

 

 

189-191話 命がけの復活(負傷した名探偵/第三の選択/黒衣の騎士)

単行本25・26巻に収録されています。

 

長編シリーズなのであらすじは省きますが

  • 洞窟でのコナン銃撃事件
  • 帝丹高校学園祭殺人事件
  • ゲーム会社社長殺人事件

の3つの事件が描かれています。

 

命がけの復活シリーズは

  • 第188話『命がけの復活 洞窟の探偵団』
  • 第189話『命がけの復活 負傷した名探偵』
  • 第190話『命がけの復活 第三の選択』
  • 第191話『命がけの復活 黒衣の騎士』
  • 第192話『命がけの復活 帰ってきた新一』
  • 第193話『命がけの復活 約束の場所』

の6話構成ですが、平次が登場するのは第189話~第191話の3話のみです。

 

蘭に正体がバレかけているコナンのため、平次はコナンにも黙って工藤新一に変装し、帝丹高校の学園祭に姿を現します。

もちろん?すぐにバレてしまうのですが、新一を気遣う平次の優しさと行動力がよくわかるエピソードです。

 

和葉も平次と一緒に登場しています。

和葉が工藤新一(コナンではなく、新一の姿)と直接会うのは、このエピソードが初めてです。

 

 

221話 偽りだらけの依頼人(後編)

単行本28巻に収録されています。

 

毛利探偵事務所に池波静華と名乗る女性が訪れ、小五郎に人捜しを依頼してきた。

美人で独身の彼女にテンションが上がった小五郎は、張り切って調査を開始する。

しかしコナンは彼女の言葉が偽りだらけであることに違和感を抱く。

捜していた柴田四朗の家を突き止めたコナンたちは彼の家を訪れるが、柴田は静華の写真を握って息絶えていた。

 

平次の母親・静華が初めて登場するエピソードです。

 

平次はラストで登場し、静華が自分の母親であることをコナンたちに明かします。

和葉も一緒に登場しています(が、和葉はセリフがありません)。

 

ちなみに静華は劇場版『から紅の恋歌』で重要な役回りを演じています。

 

 

222~224話 そして人魚はいなくなった

単行本28巻に収録されています。

 

『人魚に殺される』という奇妙な手紙を受け取った平次。

コナンたちと一緒に人魚伝説のある若狭湾沖の美國島に向かったが、手紙の差出人である門脇沙織は行方不明になっていた。

ちょうど年に一度の『儒艮(ジュゴン)祭り』の日だったため、島には観光客が多く訪れていた。

『儒艮(ジュゴン)祭り』で授けられる儒艮の矢を失くし、沙織は人魚の祟りを恐れていたらしいが…。

 

平次が登場するエピソードの中でも、屈指の名作のひとつです。

崖から落ちそうになった和葉を必死に助けようとする平次と、平次を巻き込まないために自分だけ犠牲になろうとする和葉。

この2人の関係を語る上では外せない名シーンです。

 

ちなみに劇場版『から紅の恋歌』では、このシーンのセルフオマージュがあります。

 

『儒艮祭り』に参加した人の名簿の中に、宮野志保・黒澤陣(ジン)・魚塚三郎(ウォッカ)の名前があります。

不老不死の伝説を組織が調べに来ていた、ということですね。

 

 

238-239話 大阪“3つのK”事件

単行本29巻に収録されています。

 

大阪で、三人の有名スポーツ選手がレストランを開くことになった。

平次に誘われてオープニングパーティーに参加することになったコナン・蘭・小五郎。

憧れのサッカー選手、レイ・カーティスに会えて有頂天になるコナン。

レイたちに頼まれてホテルの窓を明かりで「K」の文字を作るのを手伝っていた蘭たちだったが、新聞記者のエド・マッケイが何者かに射殺されてしまう。

 

憧れの選手が犯人だと信じたくないコナンが葛藤するエピソード。

平次はコナンに気を遣う優しさを見せています。

落ち込むコナンを平次が元気づけるラストシーンは、和葉に『兄弟みたい』と言わしめる微笑ましさがあります。

 

 

240-241話 新幹線護送事件

単行本第30巻に収録されています。

 

大阪から新幹線で東京に帰るコナン・蘭・小五郎。

新幹線の車内で、麻薬密売の被疑者を護送していた高木刑事と佐藤刑事に遭遇する。

しかしその被疑者が、新幹線のトイレの中で自殺を図ってしまった。

現場に違和感を抱いたコナンは自殺ではなく他殺だと考え、犯人を捜し始める。

 

新幹線の車内が舞台のエピソード。

平次と和葉は駅でコナンたちを見送るだけなので、出番は少なめです。

蘭の恋を応援する、可愛い和葉の姿が見られます。

 

高木刑事と佐藤刑事の『本庁の刑事恋物語』シリーズ他まとめ

 

263話 大阪ダブルミステリー 浪花剣士と太閤の城

単行本31・32巻に収録されています。

 

第一の事件:浪花中央体育館で行われている近畿剣道大会に、改方学園の大将として出場している平次。

試合の合間に何かを言い争っている大学生の集団を目撃する。

その中の一人・垂見が体育倉庫で遺体となって発見されたが、それを知った平次が駆けつけると遺体はなく、なぜかプール横の更衣室に移動していた。

 

第二の事件:和葉の案内で大阪観光を楽しむコナンたちは、大阪城で「八日間太閤秀吉巡り」というツアーの参加者たちに出会う。

一旦はその場を離れたものの、和葉がお財布を落としたために大阪城に逆戻りしたコナンたちは、天守閣から人が燃えながら落ちてくるのを目撃する。

 

2時間スペシャルとして放送されたエピソードです。

大阪を舞台に、2つの事件が立て続けに起こります。

 

特に1つ目の事件は、コナンが現場に到着する前に平次が解決。

平次の格好良さを存分に堪能できます。

 

2つ目の事件は、平次の父である服部平蔵も出番が多め。

服部親子の関係性が垣間見えます。

 

アニメではこの回の作画はやたらと気合が入っており、とても見応えがあります。

 

名探偵コナンに登場する警察関係者の階級まとめ!役職やおすすめ登場回も

277-278話 英語教師VS西の名探偵

単行本第34巻に収録されています。

 

警視庁から小五郎がかかわった事件の調査書が盗まれたことを阿笠博士に話したコナン。

阿笠博士は新一が1人で問題を抱えて悩んでいるのではないかと、大阪から平次を呼び寄せていた。

コナンはクリス・ヴィンヤードを疑っていることを平次に打ち明けるが、阿笠博士が口を滑らせたために英語教師のジョディのことも怪しんでいると平次に知られてしまう。

平次はコナンを連れて意気揚々とジョディのマンションに向かった。

 

コナンはAPTX4869や黒ずくめの組織の事を前々から平次に話していましたが、実際に平次が組織に絡んだ行動を起こすのはこのエピソードが初めてです。

 

ジョディのマンションに乗り込んだ平次とコナンは、やはり彼女は怪しいと再認識。

ジョディと英語で会話をする平次がかっこいいエピソードです。

 

和葉は大阪で待ちぼうけ。

平次に同行していないため、出番は少ないです。




291-293話 孤島の姫と龍宮城

単行本第35・36巻に収録されています。

 

小五郎と平次の名探偵東西対決というテレビ企画のため、2人とコナン・蘭・和葉は沖縄を訪れていた。

小五郎に負けたくない平次は、企画前日のロケハンに同行することにし、コナン・蘭・和葉も一緒にクルーザーに乗って無人島の『鬼亀島』に向かう。

一年前に見つかった謎の死体が寄りかかっていた柱には、「姫眠るるは甲なりて乙にあらず」という謎の言葉が彫ってあった。

コナンと平次は言葉の謎を解こうと考えを巡らせていたが、スタッフの一人・平良伊江が戻ってきていないことに気づく。

海岸沿いに彼女を捜していると、彼女の遺体が見つかった。

 

無人島で起こる殺人事件。

今回は和葉も平次と一緒に登場しています。

 

グソーの使いを怖がる蘭と和葉が可愛いのですが…二人が怖がるのも無理はない、割とホラーな展開です。

 

ちなみに平次は女性の水着の柄を当てるのが得意…という豆知識?が明らかになっています。

 

 

323-324話 服部平次 絶体絶命

単行本第38巻に収録されています。

 

薄暗い部屋で、手錠で拘束されている平次と和葉。

暗号を解けば解放すると何者かに強要されている平次だったが、平次はコナンを頼りにしている様子。

 

その頃コナンたちは、探偵事務所で平次と和葉が来るのを待っていた。

約束の時間を1時間過ぎても平次たちが来ないため、平次が寄ると言っていた楠川という探偵の家を調べて訪ねてみることに。

楠川の部屋の中に入ってみると、楠川は賢橋町の伊藤という人物を訪ねるつもりだったことがわかった。

コナンたちは伊藤という家を訪ねて回り、伊藤美沙里という弁護士の家にも行ってみるが、平次たちは来ていないと言われてしまう。

 

どこだかわからない場所に監禁されている平次と和葉、というショッキングなシーンから始まるエピソード。

2人はずっと屋根裏部屋に監禁されたままなのですが、平次の機転とコナンの推理で窮地を脱します。

ひたすらにコナンに信頼を寄せる平次の姿が印象的です。

 

拳銃を突きつけられた状態で、和葉に

おまえに一言残したかったんはウソちゃうで…

引用:名探偵コナン 第38巻『服部平次絶対絶命!③』

と話す平次。

ラブコメの予感!?と思いきや、平次らしいオチになってしまうのでした。

 

 

325-327話 炎の中に赤い馬

単行本39巻に収録されています。

 

監禁されていた平次と和葉は無事に救出され、毛利家でコナンたちと夕食をとっていた。

あやうく焼き殺されるところだった…という話から、最近この辺で騒がれている連続放火事件の話題になる。

放火犯はいつも現場に赤い馬の人形を残していた。

 

次は杯戸町四丁目の家が狙われるのではないかと思った平次は、翌日コナンと小五郎と一緒に諸角邸を訪れる。

その夜、諸角邸で火事が起こり、現場には赤い馬の人形が残されていた。

 

『服部平次 絶対絶命』から続いているエピソードです。

アガサ・クリスティの『ABC殺人事件』がモチーフとなっている連続放火事件。

コナンと平次が協力して事件を解決します。

 

監禁されてボロボロになっていたはずの平次ですが、推理力にはまったく影響がないのがすごいですね。

 

 

345話 黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー

単行本42巻に収録されています。

 

毛利探偵事務所に、季節外れのハロウィンパーティーへの招待状が届いた。

その招待状を自分への挑戦状だと思った小五郎は、園子と共に会場へ向かう。

その招待状はコナン宛にも届いており、差出人の『ベルモット』はコナンが工藤新一であることを見抜いているらしい。

パーティー当日、会場の船上で殺人事件が発生。

一方、阿笠邸にはジョディが哀を迎えにきて…。

 

2時間半スペシャルとして放送されたエピソードです。

和葉は登場していません。

 

ベルモット=クリス・ヴィンヤードが新出先生に変装していたことや、ジョディと赤井がFBI捜査官だったことが明らかになる重要エピソードです。

 

平次は組織の裏をかくために、工藤新一に変装してハロウィンパーティーに参加していました。

「新一に変装して推理をしたら本物の新一が出てくるのではないかと思った」という嘘の動機を話したため、ジンたちには新一が生きていることがバレずに済んでいます。

 

コナンにメールで協力を頼まれた平次ですが、ハートマークで『OK』を形作って返信しているのが非常に面白いですね。

 

 

381-382話 どっちの推理ショー

単行本43巻に収録されています。

 

コナンが学校から帰ると、探偵事務所に平次と和葉が訪れていた。

蘭・小五郎も交えてイタリアンレストランに夕食を取りにいき、2人が訪ねてきた理由を聞くと、夏休みに大阪に招待してイイ所に案内したいという。

しかし和葉は宝塚、平次は甲子園に行きたいと言い出し、意見が割れてしまった。

小五郎の提案で、推理勝負で勝った方のお勧めの場所に行くことに。

小五郎が目暮警部から知恵を貸してくれと頼まれていた殺人事件の現場に向かい、推理勝負を始めた2人だったが…。

 

珍しく?平次と和葉が対立します。

和葉は推理では圧倒的に不利なので、蘭と小五郎が協力することになりますが…。

平次にはコナンが味方することになり、どう考えても平次が有利な状況です。

 

和葉を勝たせてあげたくてコナンにこっそり協力を頼む蘭や、負けたくなくて悔し涙を流す和葉が可愛いエピソードです。

 

 

383話 甲子園の奇跡! 見えない悪魔に負けず嫌い

単行本43・44巻に収録されています。

 

平次と和葉に招待されて、甲子園に夏の高校野球決勝戦を見に来たコナン・蘭・小五郎。

元高校球児の大滝警部も一緒に観戦していた。

試合中にコナンたちの前を男性が横切ったあと、コナンの足元で携帯電話が鳴った。

先ほどの男性が落としたのかと平次が電話に出てみると、男はゲームをしようと持ちかけてきた。

三回、六回、九回が終了した時点で、球場のどこかに置いた電話を鳴らすから、コール3回以内で電話を取れという。

これがイタズラではないと判断したコナンと平次は、大滝と協力して携帯電話を探し始める。

 

2時間スペシャルとして放送されたエピソードです。

 

熱戦が繰り広げられる決勝戦の裏で、謎解きと携帯電話探しに奔走するコナンたち。

二重の意味で盛り上がる、スペシャルにふさわしい事件です。

大滝警部がちょっとカッコいいエピソードです。

 

 

406-408話 コナン平次の推理マジック

単行本47巻に収録されています。

 

星河童吾の超奇術ショーを観に行ったコナン、蘭、平次、和葉。

蘭と和葉は素直に楽しんでいたが、コナンと平次はタネをすぐに見破ってしまい、蘭たちを怒らせてしまう。

ショーの最後は両手両足に手錠をかけられた星河が鎖で封印された水槽から脱出するというものだったが、10分経っても星河はなかなか出てこない。

蘭と和葉が心配してステージに上がり、水槽を割ろうとしたところで星河がギリギリ脱出してきた。

その縁で、コナンたちはマジシャンの範田力、姫宮展子と一緒に、星河ら3人の師匠であるMr.正影の家に行くことに。

いざ夕食というタイミングで、姫宮展子が遺体となって発見された。

 

マジシャンといえば怪盗キッドですが、こちらはキッドとはまったく関係ないエピソードです。

 

コナンと平次が協力して謎解きを…と思いきや、和葉の

工藤君めっちゃ賢いし!!

引用:名探偵コナン 第47巻『禁じられたファイル』

というセリフを聞いて平次が怒るシーンがあります。

和葉のことが引っかかってイライラする…という平次ですが、それが恋愛感情からくる嫉妬だと自覚できておらず、コナンにガキ扱いされる始末です。

 

 

479話 服部平次との3日間

単行本54・55巻に収録されています。

 

第一の事件:花見をしようと大阪から上京してきた平次と和葉。

コナンたちと桜祭りを楽しんでいたところ、昇岳寺の修行僧・傳久が小五郎に「寺の部屋で女性客の死体が消えた謎を解いてほしい」と訴えてきた。

さっそく昇岳寺に行ってみるコナンたちだったが、住職の釈蓮は「傳久は夢でも見たんだろう」と言って取り合わない。

調べても怪しい点は見当たらず、帰ろうとした一行だったが、傳久がまた女の死体が現れたと言って追いかけてきた。

しかし行ってみると、やはり死体は消えていて…。

 

第二の事件:昇岳寺の事件の翌朝、平次はTV局の『探偵甲子園』という企画で無人島に行くと言い出した。

高校生探偵を集めて日本一を決める企画で、平次は西の代表で呼ばれたらしい。

蘭と和葉と小五郎は本土に残り、コナンだけが平次の助手として無人島に同行することに。

島に向かう船には南代表の越水七槻と北代表の時津潤哉が乗っており、島のロッジには東代表として白馬探が到着していた。

夕食の時間になっても出てこない日売TVプロデューサー・槌尾の部屋に行ったところ、密室の謎を解き明かせと言う第一問が出題された。

 

2時間スペシャルとして放送されたエピソードです。

 

劇場版『沈黙の15分』でコナンが言う「言葉は刃物」というセリフは、実はこの第一の事件で住職が言ったセリフです。

住職から探偵の在り方として「言葉は刃物」を肝に銘じておいてくれ…と言われたコナンと平次。

コナンはこれをちゃんと覚えていて、『沈黙の15分』で発言したということですね。

 

第二の事件である探偵甲子園に登場したボクっ娘の越水七槻は、ファンからかなりの人気を博しました。

そこで青山先生が『だったら究極のボクっ娘を出してやる』と生み出したのが世良真純です。

 

世良真純の登場回まとめ!アニメ・原作・劇場版を網羅

 

特に第2の事件では、平次の『探偵としての在り方』がとてもカッコよく描かれています。

平次ファンなら絶対おさえておきたいエピソードです。

 

 

484話 黒い写真の行方(前編)

単行本56巻に収録されています。

 

水無怜奈と本堂瑛祐の関係を疑っているコナンの元に、平次から電話がかかってきた。

怜奈と瑛祐のことを大滝警部に調べてもらったところ、瑛祐が子供の頃のことを知っているという人物を見つけたという。

その人物はもう亡くなっているが、東京にいる孫に瑛祐のことを話していた可能性があるらしい。

その孫がやっている模型店の住所と電話番号を聞いたコナンは、阿笠博士に頼んでアポをとってもらい、会いに行くことにした。

 

『赤と黒のクラッシュ』のプレストーリー的なエピソード。

本堂瑛祐の父親・イーサン本堂についての情報が少し出てきます。

 

平次はこの事件自体には関与せず、コナンに電話で情報を提供する役回りで、前編のみの登場です。

和葉は前編・後編ともに登場しません。

 

 

490話 服部平次VS工藤新一 ゲレンデの推理対決!

単行本50・51巻に収録されています。

 

平次と電話で話していたコナン。

すると平次は「昔お前よりも頭の切れる探偵に会った」と思い出話を始めた。

3年前、平次と和葉は学校のスキー教室で山形県のスキー場に来ていた。

昼食の時、平次と和葉は俳優の箕輪奨兵を食堂で見かける。

この山に伝わる『雪女の銀衣伝説』を元にした映画を撮っているらしい。

4年前に死亡した男、そして4年前と同じように死んだ箕輪の事件を解決するため、新一と平次の推理対決が始まった。

 

1時間スペシャルとして放送されたエピソードです。

 

中学2年生の新一と蘭(と園子)、平次と和葉が登場します。

今よりもちょっと幼くて可愛いんですよね。

息子たちの雄姿をビデオ撮影するため、有希子と静華がスキー場まで追いかけてきているのが面白いです。

 

推理対決と言いつつ、新一と平次はきちんと顔を合わせてはいません。

そのため平次は、あれが新一だったと未だに気づいていないわけですね。

 

 

491話 赤と黒のクラッシュ(発端)

単行本56巻に収録されています。

 

本堂瑛祐と水無怜奈の関係、そして瑛祐の父親について調べるコナン。

調査を進める中で瑛祐の父がCIAだったこと、杯戸中央病院に黒ずくめの組織の仲間が潜伏していることを突き止める。

水無怜奈もCIAから組織に潜入しているNOCであること、怜奈と瑛祐が実の姉弟であることも判明。

怜奈はFBIに「瑛祐に証人保護プログラムを適用させること」を条件に、組織に再びもぐりこむことを了承。

コナンの立案で赤井と怜奈は一芝居打ち、赤井秀一は来葉峠で命を落とすことになる。

 

キールこと水無怜奈を巡ってFBIと組織が対決する長編シリーズの1話目です。

『黒い写真の行方』でコナンに本堂瑛祐と父親について情報を提供した平次ですが、このエピソードの冒頭でコナンがその調査結果を平次に報告しています。

 

電話で話しているだけなので、平次の出番は少なめ。

和葉は登場していません。

 

 

516-517話 風林火山 迷宮の鎧武者/陰と雷光の決着

単行本59巻に収録されています。

 

虎田家当主の虎田直信に息子の死の真相を突き止めて欲しいと依頼され、長野県のある村を訪れた小五郎、蘭、コナン。

一方、虎田家と敵対する龍尾家は、息子の死の謎を解き明かしてほしいと平次と和葉を呼び寄せていた。

捜査中に合流するコナンと平次だったが、そこに長野県警の大和敢助警部が現れる。

そして、武田信玄が好んで用いた軍略『風林火山』になぞらえた連続殺人事件が起こり始める…。

 

516話は1時間スペシャル、517話は通常の30分枠で放送されました。

長野県警が初めて登場するエピソードです。

 

敵対している虎田家と龍尾家にそれぞれ呼ばれたコナン・蘭・小五郎と平次・和葉でしたが、コナンと平次は敵対することなく協力して事件の捜査を進めます。

 

和葉は由衣に

その想いが熱い内に風のように素早く行動するのも1つの手…

引用:名探偵コナン 第59巻『兵法』

と恋愛のアドバイスを受け、平次に告白しようとするものの…残念なオチになっています。

 

コナン長野県警の登場回まとめ!大和敢助・上原由衣・諸伏高明・黒田兵衛

 

521-523話 殺人犯、工藤新一/新一の正体に蘭の涙/本当に聞きたいコト

単行本62・63巻に収録されています。

 

第一の事件:工藤新一の殺人

平次の元に、東奥穂村の屋田誠人という人物から手紙が届いた。

一年前に新一が解いた殺人事件の推理ミスを見つけたので、会って話したいという。

平次と蘭、和葉、そして風邪をひいているコナンは小五郎の運転する車で東奥穂村へ向かった。

しかし村の役場に行ってみると、誠人は半年前から行方不明だという。

平次宛の手紙に同封されていた新一宛の手紙を読んだコナンは、指示された通り一人で山小屋に向かう。

コナンはその山小屋に閉じ込められ、しかも風邪薬と間違って阿笠博士がコナンに渡したAPTX4869の解毒剤で体が元に戻りそうになり、慌てて小屋から脱出するが…。

 

第二の事件:高速道路殺人事件

東奥穂村から帰る途中、高速道路上で妙な走り方をしている車を見つけたコナンたち。

新一の指示で小五郎がその車を停めたところ、運転席の男は死亡していた。

新一と平次は容疑者たちに話を聞いて推理をし、犯人とトリックを見破るが、そのタイミングで新一はコナンの姿に戻りそうになってしまう。

 

521話と522話はそれぞれ1時間スペシャルで、523話は通常の30分枠で放送されました。

 

第一の事件は、新一が殺人犯として疑われるショッキングな内容です。

ひたすらに新一の無実を信じ、新一のフォローをする平次の真摯さが光ります。

 

第二の事件は、コナンではなく新一の姿のままで事件に遭遇します。

平次と新一がタッグを組む、数少ない事件ですね。

 

平次も和葉も、両方の事件に登場しています。

 

 

524話 憎しみの青い火花(前編)

単行本61巻に収録されています。

 

阿笠博士の車で少年探偵団のメンバーと共にキャンプに出掛けたコナン。

途中で車がガス欠になってしまい、通りかかったクラシックカーを呼び止めるも、運転手の男性は『一生ここで待ってなよ!クソジジィ!』と悪態をついて走り去ってしまう。

山の上に見える別荘に助けを求めに行こうとするコナンたちだったが、直後にその別荘で爆発が起こり、先ほどの車が炎上していた…。

 

原作では『殺人犯、工藤新一』よりも前のエピソードなのですが、アニメ化の順番は逆になっています。

『本当に聞きたいコト』のラストの部分と、原作では『回転寿司ミステリー』の冒頭で描かれている部分が、この話の冒頭に持ち越されています。

 

コナンと平次が電話で話しているシーンなので、和葉の出番はありません。

 

 

554-555話 こうのとりミステリーツアー

アニメオリジナルストーリーです。

 

足を捻挫したコナンの療養のため、兵庫県の城崎温泉にやってきた蘭・小五郎・哀と少年探偵団。

そこで蘭が行方不明になってしまった。

蘭は1人の少女と行動を共にしているらしいが、その少女は怪しい人物に尾行されているらしい。

偶然平次と和葉に出会い、蘭と一緒にいる少女が田布施陽菜という名前だと教えてもらうコナン。

平次は陽菜の父親である大手外食チェーンの社長、田布施周平から依頼を受けているという。

コナンと小五郎は、平次と一緒に田布施周平に会いに行くが…。

 

原作にはない、アニメオリジナルストーリーです。

実は平次と和葉がアニメオリジナルストーリーに登場するのは、これが初めて。

現在のところ、2人が出ているアニオリはこのエピソードと『大怪獣ゴメラVS仮面ヤイバー』のみです。

かなりレアなエピソードですね。

 

572話 もののけ倉でお宝バトル(後編)

単行本66巻に収録されています。

 

今月に入ってから宝石店や古美術品店を荒らしまわっている強盗事件が5件も発生した。

事件といえば、米花町5丁目には大切なものを置いておくと消えてしまう『もののけ倉』があるという。

その謎を解くため、もののけ倉を調べに行くことにしたコナンたち。

哀は元太たちに「あなた達は江戸川君に頼りっぱなし。たまにはギャフンと言わせたくならないの?」と言って煽る。

かくして、元太、光彦、歩美の3人はコナンに一泡吹かせるために意気揚々と調査を開始するのだった。

 

コナンにギャフンと言わせたい!と頑張る少年探偵団の3人。

この3人にこっそり入れ知恵をしてサポートしていたのが平次でした。

用事があって探偵事務所に行ったところで、子どもたちの話を聞いて力になることにしたのですが…。

この『用事』というのが、次のエピソードにつながってきます。

 

和葉の出番はありません。

 

 

573-574話 恥ずかしいお守りの行方

単行本66巻に収録されています。

 

帝丹大学2年生の国末照明を捜して東京にやってきた平次と和葉。

国末の実家は和葉の家の隣で、大阪に帰って来た際に『テニスの大会に勝てるようにお守りを作ってほしい』と和葉に頼んだという。

ところが国末がお守りを受け取りに来た時に和葉は合気道の稽古中だったため、平次が代わりにお守りを渡したのだが…間違えて和葉が大切にしているお守りを渡してしまったという。

お守りを取り戻そうにも、数日前から国末は行方不明になっているらしい。

コナンと平次たちは帝丹大学で聞き込みを開始した。

 

『もののけ倉でお宝バトル』で平次が言っていた用事というのが、このお守りのエピソードです。

 

平次が国末に渡してしまった和葉のお守りには、平次の写真が入っていました。

それを平次に知られたくなくて、和葉も東京についてきた…というラブコメ回です。

一生懸命な和葉が可愛いんですが、どうも彼女は報われないんですよねぇ…。

 

 

610-613話 被害者はクドウシンイチ/犬伏城 炎の魔犬

単行本70巻に収録されています。

 

コナン・蘭・小五郎がホームズの『バスカビルの魔犬』をテレビで見ていると、平次と和葉がやってきた。

平次が言うには、犬伏グループの会長・犬伏恒弟の死後、彼の子どもを名乗る人物が8人も尋ねてきて、恒弟の妻・裟臣は8人とも自分の養子として引き取ったという。

そして今度は裟臣が病気で倒れ、遺産相続の問題が発生した。

8人の養子のうち、2人が奇妙な死に方をしたが、そのうちの一人が「犬に似た魔物に突き落とされた」と言い残したという。

養子の一人は和葉の母の知り合いで、呪いを恐れて遺産の相続権も放棄して犬伏家を出たという。

平次とコナンはその人物・工藤伸壱の家に話を聞きに行くことにしたが…。

 

シャーロック・ホームズの『バスカヴィル家の犬』と、滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』をベースにしたエピソードです。

目暮警部は金田一耕助の『犬神家の一族』を連想していましたが…。

 

ちょっとホラー要素のある事件をコナンと平次が解いている間、蘭と和葉は怖がっている…というのは平次登場回には多い展開ですね。

 

 

651話 コナンVS平次 東西探偵推理勝負

単行本74巻に収録されています。

 

ある目的で東京にやってきた平次と和葉。

探偵事務所に来ていた世良真純が何気なく言った『西と東、どっちが名探偵なんだ?』という言葉で、コナンと平次の対抗心に火がつく。

一方、和葉は平次と別行動をとってファミレスに立ち寄っていたが、そこで殺人事件が起こる。

和葉から助けを求める電話がきたため、『西と東のどっちが上かはっきりさせる』ということで、コナンと平次は推理勝負をすることに…。

 

1時間スペシャルとして放送されたエピソードです。

平次&和葉コンビが、世良真純アンドレ・キャメルと初めて顔を合わせています。

 

平次はコナンにライバル心を抱いているものの、普段は協力関係をとることが多いので、今回のようなバリバリの推理対決はワクワクしますね!

コナンも平次に勝つと嬉しそうなのがまた…(笑)

 

平次と和葉が東京に来た理由は、この次の話で明かされます。

 

 

652-655話 毒と幻のデザイン

単行本74・75巻に収録されています。

 

デザイン会社の社長・若松耕平が軽井沢にある別荘の風呂場で殺害された。

彼を殺した犯人と思われる人物から、平次宛に奇妙な手紙が届く。

その手紙が示していた大阪の家を和葉が訪れると、そこにいたはずの人間が急に消えるという出来事が起こった。

手紙の謎を解くため東京にある若松耕平の自宅へ向かったコナンたちだが、そこでまた殺人事件が…。

 

『コナンVS平次 東西探偵推理勝負』で平次と和葉が東京を訪れたのは、この事件のためでした。

東京でコナンと平次が、軽井沢で長野県警が事件の捜査を進めていきます。

 

蘭と和葉も事件現場に同行するのですが…。

ロンドンで新一から告白されたことを蘭から聞いた和葉は、自分も勇気を出して平次に告白する!と決意。

せっかく頑張って告白したのに、肝心の平次は…という、なんとももどかしいオチがつくのでした。

 

 

710-711話 みんなが見ていた

単行本79巻に収録されています。

 

関西で殺人事件を起こした肥土桐也を追っていた大阪府警と警視庁。

その肥土の高校時代の恩師・観月秀理が肥土を匿っているのではとマンションを張っていたが、観月は自室で首を吊って亡くなっていた。

しかし自殺にしては不自然な点があることから、大滝警部と平次・和葉は毛利探偵事務所を訪ねてきた。

コナン・蘭・小五郎も一緒に現場のマンションへ向かう。

コナンと平次はあっさりと事件の真相を解き明かすが、帰りのエレベーターを待っていた時にエレベーター内で男が拳銃自殺するのを目撃してしまう。

 

平次と和葉が東京に来るのはよくあることですが、このエピソードでは珍しく大滝警部も同行しています。

 

最初の事件が簡単すぎて放心状態の平次が面白いです。

2つ目の事件に遭遇した途端にスイッチが入り、一気に平次のテンションが上がります。

和葉も現場に同行しているので出番は多めですが、ラブコメ要素は少なめです。

 

事件解決後に大滝警部に平次の父・服部平蔵から電話がかかってきて、次の事件へとつながっていきます。

 

 

712-715話 服部平次と吸血鬼館

単行本79・80巻に収録されています。

 

東京で無事事件を解決した平次たち。

平蔵から群馬と埼玉の県境の山奥に建つ洋館に行き、遺産相続の会議に出席してくれるよう頼まれた大滝は、ひとりでその洋館に向かおうとする。

が、いつの間にか車内には平次とコナンが乗り込んでおり、小五郎も蘭と和葉を連れてレンタカーで大滝を尾行していた。

半年前にその館近くの森の中で女の死体が見つかり、その死体の首筋には2つの穴があって失血死しており、立てた杭に体を逆さにして縛られていたという。

犯人は吸血鬼ではないかと噂されていたが…。

 

『みんなが見ていた』に続き、平次・和葉・大滝警部が登場します。

アニメでは4話にわたる、ちょっと長めのエピソードですね。

 

タイトル通り、テーマは吸血鬼。

不気味な洋館でコナンと平次は謎を解くべく奮闘しますが…。

蘭と和葉は吸血鬼を怖がり、ニンニク入りの餃子づくりに奮闘しています。

 

 

763-764話 コナンと平次 恋の暗号

単行本83巻に収録されています。

 

雨が降る中、博士の家に向かおうとしていたコナンと少年探偵団。

刑事たちに追われる怪しい男がコナンと衝突するが、その男は乾燥大麻を持っていた。

男が落としていった手帳に書かれているのが麻薬取引の日時と場所を示した暗号だと考えたコナン。

コナンが暗号解読に行き詰った時、光彦が平次に電話をして協力を仰ぐ。

コナンは平次と協力して取引現場を割り出すが、なんとそこに和葉が現れて…。

 

『もののけ倉でお宝バトル』で、平次から「自分はコナンの探偵の師匠だ」と聞かされていた探偵団。

コナンが暗号解読に行き詰っているのを見て平次に電話で助けを求めます。

平次は東京には来ず、大阪にいる状態でコナンと一緒に推理を進めていきます。

 

取引現場に現れた和葉は、怪しげな男と親しげに話していて、平次はやきもき。

そして名言『オレの和葉に何さらしとんじゃ!』が飛び出します!

平次と和葉の関係がちょっと進展するラブコメ回です。

 

 

808-809話 かまいたちの宿

単行本86巻に収録されています。

 

平次と和葉に誘われて長野の山奥にある立居旅館を訪れた小五郎、蘭、コナン。

その旅館には、妖怪の『鎌鼬』が出没するという噂があり、それを確かめにきたのだった。

倉にあるという大きな鎌を誰かが担いでいた姿が『鎌鼬』の正体ではないかと考えたコナンたちは、倉で鎌を見せてもらうことに。

その時、倉の電球が突然割れて、小五郎と平次、ライターの小柳緑が何者かに切りつけられる事件が発生した。

 

平次と和葉を交えた5人で、かまいたちが出るという旅館を訪れるエピソード。

『コナンと平次 恋の暗号』の時の「オレの和葉に何さらしとんじゃ!」という平次の叫びを録音していたコナンは、それを盾にして平次をいいように操っています(笑)

 

一方、平次に言われたことを蘭に報告する和葉。

蘭は平次にその話題を振りますが、平次はうまくごまかしてしまいました。

新一は蘭にビッグベンの前で告白したのに、自分はひっかけ橋の上での告白…というのが気に入らないようです。

 

 

830-832話 ゾンビが囲む別荘

単行本88巻に収録されています。

 

コナンと蘭は小五郎に連れられて、群馬の森の中にある貸別荘にやってきた。

そこは沖野ヨーコが出演していたゾンビ映画『ゾンビブレイド』のロケ地で、小五郎は聖地巡礼が目的だった。

蘭が怯えていると、平次と和葉が現れた。

平次が言うには、この別荘で本当にゾンビを目撃したカップルがいたらしく、その調査に来たらしい。

そこへ『ゾンビブレイド』の続編の予告フィルムを撮るために、映画監督や女優、映画スタッフたちがやってきた。

予告フィルムの撮影後、プロデューサーの原脇が遺体で発見される。

 

炎の魔犬に吸血鬼、かまいたちに続いて今度はゾンビ!

平次&和葉が絡むエピソードは、モンスター絡みのものが多いですね。

もちろん?今回も和葉は蘭と一緒に怯えています。

 

この事件に平次が和葉を連れてきたのは、実は告白をするため!

ですが案の定、告白はうまくいかずに次の機会に持ち越しです。

 

 

872-874話 コナンと平次の鵺伝説

単行本90・91巻に収録されています。

 

平次と和葉が毛利探偵事務所を訪ねてきた。

平次は宿里村の村長から『徳川埋蔵金の発掘を手伝ってほしい』という依頼を受けたという。

コナン、平次、蘭、和葉の4人が宿里村を訪れると、他にも歴史研究家や考古学者などが招かれていた。

宿里村には古の魔物『鵺』の伝説があり、鵺らしき怪物がコナンたちの前に現れる。

鵺を追って森に入ると、そこには歴史研究家・染地の遺体が…。

 

今回は鵺伝説のエピソード。

舞台が静岡なので、久しぶりに横溝参悟も登場しています。

 

平次がこの依頼を受けたのは、ロケーションのいい場所で和葉に告白をするため。

残念ながら今回も失敗に終わります。

 

劇場版『から紅の恋歌』に登場する大岡紅葉は、この話のラストで初登場します。

 

 

885-886話 謎解きは喫茶ポアロで

単行本92・93巻に収録されています。

 

12月13日の金曜日、平次と和葉は錦座のイルミネーションを見るため上京した。

一緒に錦座でイルミネーションを見ながら夕食を食べようと和葉に誘われ、蘭と和葉は先に小五郎の夕食を作ることに。

コナンと平次が喫茶ポアロで時間をつぶしていると、ポアロに訪れていた4人組の大学生のうち1人が停電の暗闇にまぎれて刺される事件が発生。

店内にいた自称医療関係者『和田進一』のさりげない助言を受けつつ、コナンたちは捜査を開始する。

 

錦座4丁目のイルミネーションを見たがっていた和葉を誘って東京に来た平次。

和葉に告白する気満々なのが微笑ましいですね。

 

ちょうどポアロでバイト中だった安室透が、平次の告白を後押しする発言をしているのが面白いです。

 

ポアロにいた自称『和田進一』は、紅葉の執事・伊織無我の変装。

平次と和葉の恋路に、紅葉たちの横やりが入り始めます。

 

安室透(降谷零・バーボン)の登場回まとめ!アニメ・原作・劇場版

 

916-917話 恋と推理の剣道大会

単行本93・94巻に収録されています。

 

東都体育館で、全国高等学校春季剣道大会が開催されていた。

和葉・蘭・コナンが応援する中、平次は個人戦で準決勝まで勝ち進む。

決勝で対戦するであろう京都泉心高校の沖田総司を破って和葉に告白しようと心に誓う平次。

そんな中、体育館の北口のトイレにやってきたコナンと蘭は、何者かに殺害された男を発見する。

 

平次のライバル・沖田総司が登場します。

 

平次はこの大会で優勝して和葉に告白する!と、事件を早期解決すべく奮闘。

無事事件は解決したものの、大会の方は残念ながら…。

 

今回も紅葉と伊織が登場し、平次が優勝できるように画策しています。

(その小細工も無駄に終わってしまったわけですが)

 

 

927-928話 紅の修学旅行

単行本94・95巻に収録されています。

 

灰原からなんとかAPTX4869の解毒剤をもらうことに成功したコナンは、工藤新一として修学旅行に参加。

念願の京都への修学旅行を満喫する。

清水寺で工藤有希子の友人である女優・鞍知景子に会った新一たち。

新一が同じホテルに宿泊していると知った景子は、新一に暗号の解読を依頼。

新一、蘭、園子、世良真純が景子の部屋を訪れると、そこには景子の同級生たちもいた。

暗号を託された新一だったが、景子からメールをもらって西木の部屋に向かうと、部屋の中で西木が刺殺されていた。

京都府警の綾小路警部が来て捜査が開始されるが、映画関係者が次々殺害される事態に…。

 

2週連続1時間スペシャルとして放送されました。

新一と蘭がようやくカップルになった、ファン必見のエピソードですね。

 

平次はAPTX4869の解毒薬を飲んで修学旅行に臨むコナンをサポート。

ホテルのベッドの下に隠れたり、バイクでコナンを京都から大阪まで送り届けたり…。

それはもう頑張って新一を支えてくれました。

 

和葉は後編のみの登場。

平次と電話で話しているだけで合流はしないので、出番は少なめです。

 

 

941-942話 マリアちゃんをさがせ!

単行本95巻に収録されています。

 

修学旅行で晴れて蘭と恋人同士になり、浮かれているコナン。

しかし京都で工藤新一を見たという情報がネットで拡散されてしまい、焦るコナンと阿笠博士。

一方哀と少年探偵団たちは、東尾マリアを探すために彼女の祖母の家に行って謎解きに挑む。

工藤優作と有希子は工藤新一の目撃情報を拡散したブログの主に会い、新一のことを口止め。

そして優作からコナンに、黒ずくめの組織のボスの名前が明かされる…。

 

黒ずくめの組織のボスが烏丸蓮耶であることが判明する、超重要エピソードです。

 

修学旅行で工藤新一が生きていることがバレてしまった!?

平次と新一が一緒にいる映像がテレビで流れてしまったため、平次のところにもマスコミが殺到しています。

 

平次は前後編どちらにも登場していますが、和葉は登場していません。

 

 

965-968話 大怪獣ゴメラVS仮面ヤイバー

アニメオリジナルストーリーです。

 

新社屋完成記念映画「大怪獣ゴメラ vs 仮面ヤイバー」 の制作発表会に招待され、大阪の日売テレビにやってきたコナンたち。

平次と和葉も制作発表会にやってきていた。

制作発表中、敏腕プロデューサーの米倉が倉庫で巨大な怪獣フィギュアの下敷きになって絶命する事故が発生。

しかしフィギュアを支えていたロープはナイフで切られており、コナンと平次、そして大滝警部は殺人事件として捜査を開始。

容疑者は米倉の部下3人に絞られるが…。

 

2020年1月に、4週連続新春スペシャルと銘打って放送されたアニメオリジナルエピソードです。

舞台は大阪の日売テレビ新社屋。

日売テレビのプロデューサーである米倉功人が殺害され、その後も関係者が次々亡くなっていきます。

 

舞台が大阪なだけあって、平次と和葉は4話すべてに登場。

和葉がゴメラの大ファンという意外な一面が明かされています。

ゴメラや仮面ヤイバーに夢中になる和葉と、そんな和葉につきあってあげる平次。

また、ラストには劇場版『時計じかけの摩天楼』のセルフオマージュかな?と思わせるシーンもあります。

 

983-984話 キッドVS高明 狙われた唇

単行本第96巻 FILE.4~7に相当するエピソードです。

 

鈴木次郎吉が博物館に展示する世界最大級のコンクパール・妖精の唇(フェアリー・リップ)。

次郎吉は警視庁を訪れていた長野県警の諸伏警部の助言を受け、宝石を巨大な氷の中に入れて展示することに。

コナン・小五郎・諸伏警部、そして平次もキッドに備えて博物館に滞在することにするが、平次は和葉とキスをすることで頭がいっぱい。

しかし怪盗キッドは、その和葉に成りすまして宝石を狙っていた。

怪盗キッド、長野県警、警察学校組、そして平次&和葉が登場する豪華エピソードです。

 

コンクパール『妖精の唇(フェアリーリップ)』をめぐって、キッドと諸伏警部が頭脳戦を繰り広げます。

しかし平次は和葉の唇や和葉とキスをすることで頭がいっぱい(笑)

そんな平次のスキを、キッドに利用されてしまっています。

 

すっかりポンコツになっている平次と、途中でキッドに変装されてしまうため出番は少ないものの可愛い和葉が見所ですね。

 

 

1024-1025話 大岡紅葉の挑戦状

単行本第98巻 FILE.3~6に相当するエピソードです。

 

夏休みの前日、蘭に大岡紅葉からメールが届いた。

ある資産家の元家政婦が4人の息子たちに遺した暗号を、工藤新一に解いてほしいのだという。

コナンと蘭が紅葉との待ち合わせ場所に向かうと、そこには紅葉に呼び出された平次と和葉もいた。

平次は新一よりも先に暗号が解けなかった場合、紅葉の願いを何でも聞くという約束を交わしてしまっていた。

元家政婦は4人の息子たちを養子に出してから、30年間一度も会っていなかったという。

コナンと平次は同時に暗号を解いて暗号が示す倉庫に向かうが、そこでは1人の男性が亡くなっていた。

 

平次に願い事を聞いてもらうため、紅葉が仕掛けた高校生探偵の推理レース。

最初は平次は新一への対抗心だけで暗号を解こうとしていましたが、今日が年に一度のラブリースポットの日だと知ってからは和葉に告白しようと俄然張り切りだします。

一方、和葉は最初からヤキモキしっぱなしです。

 

推理レースは平次が勝利を収めたものの、和葉への告白は紅葉に阻止されてしまいました。

 

ちなみに、元家政婦が勤めていたお屋敷は羽田浩司の実家であると判明します。

羽田浩司は大金持ちの御曹司だったわけですね。

 

 

未アニメ化 縁結び神社の殺人(仮)

単行本未収録のエピソードです。

 

蘭と一緒に杯戸神社に行くため、毛利探偵事務所を訪ねてきた和葉。

和葉の目的は、毎月15日限定の縁結びの御守りや御朱印だった。

狐のお面を着けた平次が列に並んでいることに気づいたコナンは、和葉たちに出くわした時のためにお面の裏に変声機を貼り付けてやる。

その直後に蘭と和葉に出くわすが、変声機のおかげで和葉は平次を浪花キッズの光本兵我くんと勘違い。

列に並んでいた妙に老けた受験生のことを話していると裏の階段の方から悲鳴が聞こえてきて、階段の下で老けた受験生が亡くなっていた。

 

3話構成と短いですが、久しぶりにコナンと平次が協力して推理を進める嬉しいエピソードです。

和葉にバレないように…と平次に助け船を出してあげるコナンが優しい!

 

お面を着けて変声機で声を変えていても、和葉は最初から平次だと見抜いていた…という展開が胸アツ。

さすがは和葉です!

しかし最後はやっぱりすれ違う平次と和葉…。

コナンに『必要なのは厄除けだな…』なんて思われてしまう平次なのでした。

 

 

服部平次・遠山和葉が登場する劇場版

第3作目 世紀末の魔術師

鈴木財閥で新たに発見されたロマノフ王朝の遺産『インペリアル・イースター・エッグ』を狙うという怪盗キッドからの予告状が届いた。

コナンたちはエッグが展示されている大阪へ向かうが、予告状から犯行時刻や場所については読み取れずにいた。

コナンと平次は犯行時刻ギリギリになって予告状の暗号を解くが、キッドにエッグを盗まれてしまう。

しかしハングライダーで逃走中のキッドを何者かが狙撃。

エッグはコナンが取り返したが、キッドの安否と彼を狙った犯人はわからずじまいだった。

とりあえずエッグを持って鈴木財閥の船で東京に戻ることにしたが、船内で殺人事件が発生する。

 

平次と和葉が初めて劇場版に登場する作品です。

事件の舞台が大阪→豪華客船→横須賀の古城と移り変わっていくのですが、平次と和葉はもちろん大阪で登場。

平次はコナンと一緒にキッドを捕まえるべく奮闘しますが、交通事故に遭って負傷してしまうため、出番は大阪でのみとなっています。

 

 

第7作目 迷宮の十字路

東京・大阪・京都で、日本刀や弓矢による殺人事件が5件発生した。

警視庁・大阪府警・京都府警の合同捜査本部の調査で、殺された5人は窃盗団『源氏蛍』のメンバーであることが判明。

一方小五郎は山能寺の僧侶から依頼を受け、コナンたちを連れて京都を訪れていた。

山能寺では8年前、所蔵する秘仏が盗難に遭っており、コナンはその犯人が源氏蛍ではないかと推理する。

平次と協力して捜査を進めていくコナンだが、平次が謎の男に襲われてしまい……。

 

平次がメインに据えられた初めての劇場版です。

殺人事件の捜査と同時に、平次の初恋の人は誰だ?というラブコメも進行していきます。

 

初恋の人を探し続ける平次とやきもきする和葉が描かれているのですが、その展開が秀逸。

初恋の少女が和葉だったとわかった時の平次の表情とセリフが素晴らしいです…!

 

 

第10作目 探偵たちの鎮魂歌

ある人物から調査の依頼を受けた小五郎は、蘭、コナン、少年探偵団たちを連れて横浜の新テーマパーク「ミラクルランド」を訪れた。

敷地内にあるレッドキャッスルホテルについた一行は、依頼人の秘書からミラクルランドの腕時計型フリーパスIDをもらう。

蘭と少年探偵団たちはミラクルランドに遊びに行くが、コナンと小五郎は部屋に残される。

顔を隠した依頼人からモニター越しに『ある事件を今から12時間以内に解決しないと、全員のフリーパスIDを爆破する』と言われてしまう2人。

コナンは同じく調査依頼を受けた服部平次や白馬探と合流し、事件解決に動き出す。

 

劇場版シリーズ10作目を記念して、レギュラーキャラがほとんど勢ぞろいしているオールスター作品です。

コナンと平次(と白馬)が協力して捜査を進めていきます。

平次の出番はかなり多め。

和葉は蘭たちと一緒にミラクルランドにいます。

 

 

第13作目 漆黒の追跡者

東京・神奈川・静岡・長野で6人が殺害される事件が起こった。

どの殺害現場にも麻雀牌が残されていたことから、同一犯による連続殺人事件として各県警による合同捜査会議が招集され、小五郎も特別顧問として参加することに。

事件を追う中で、コナンは合同捜査会議に黒の組織のメンバーが変装して潜入していることを知る。

連続殺人事件の真犯人は誰なのか、そして警察に潜入している黒ずくめの組織の一員とは誰なのか…。

 

複数の都道府県をまたいで事件が起こる作品です。

コナンに頼まれて、平次が情報収集に奔走するシーンがあります。

出番は少ないながら、和葉も登場しています。

 

コナンが危険に巻き込まれそうなことを察した平次が、コナンに絶対今度遊びに来いと言って暗に『死ぬな』と訴えるシーンが秀逸。

平次の声のトーンと表情がスッと切り替わるのが印象に残ります。

 

 

第14作目 天空の難破船

西多摩市にある国立東京微生物研究所が、7人組の武装グループに襲撃された。

武装グループは研究所に厳重保管されていた殺人バクテリアを強奪し、研究所を爆破して逃走してしまう。

一方同じ頃、鈴木次郎吉が怪盗キッドに挑戦状を叩きつけた。

世界最大級の飛行船「ベル・ツリーI世号」に収めたビッグジュエル「天空の貴婦人(レディー・スカイ)」を盗みにこいというもので、怪盗キッドからも了承の返事が来る。

コナンたちも次郎吉に招待されて飛行船に乗り込むが、その飛行船には殺人バクテリアを盗んだテロ組織『赤いシャムネコ』のメンバーも乗り込んでいた。

 

コナンの劇場版の中では珍しく、回想を含めても一切殺人事件が発生していない作品です。

 

主な舞台は飛行船。

飛行船が大阪上空を通るため、コナンが平次に電話をして協力を要請するシーンがあります。

コナンと平次が直接顔を合わせることはないのですが、奔走する平次も見せ場が多いです。

和葉も平次と一緒に登場しています。

 

 

第17作目 絶海の探偵

京都・舞鶴湾で海上自衛隊によるイージス艦「ほたか」の体験航海に参加していたコナンたち。

自衛官・笹浦洋介の左腕のみが発見され、コナンは平次に連絡して捜査協力を要請する。

平次は若狭湾の造船所で、笹浦の左腕のない遺体を発見。

そして某国のスパイXがイージス艦に乗り込んでいることも判明する。

 

事件が起きるのは海上のイージス艦。

コナンはイージス艦に乗りっぱなしなので、平次が代わりに陸地での情報収集を担ってくれています。

ちゃんと平次にもカッコイイ見せ場が用意されているのがいいんですよね。

平次が撃たれて泣いてしまう和葉がとっても可愛いです。

 

 

第21作目 から紅の恋歌

ある日の早朝、京都・東山の矢島邸で、百人一首の団体「皐月会」の会員である矢島俊弥が殺害される事件が起きた。

その日の午後、コナンと蘭、少年探偵団たちは大阪の日売テレビを訪れていた。

小五郎が「皐月会」の阿知波研介会長との対談に招待されたためである。

その日売テレビで爆破事件が発生。

平次の婚約者と名乗る百人一首の高校生チャンピオン・大岡紅葉も現れ、百人一首に関係する連続殺人事件が幕を開ける。

 

平次と和葉がメインに据えられた作品です!

 

自称平次の婚約者・大岡紅葉と執事の伊織無我が登場。

平次をめぐって、和葉と紅葉がかるたで対決します。

 

とにかく平次と和葉のラブストーリーが素晴らしい作品です。

クライマックスでの平次と和葉のやりとりは、アニメ第222-224話、単行本第28巻『そして人魚はいなくなった』のセルフオマージュ。

『そして人魚は~』を見てからこの映画を見ると、なるほど~!と感動します。

 

 

さいごに

平次は単行本10巻、和葉は19巻で登場したキャラクター。

割と初期から出ている2人なのに、いまだに恋人同士になれていないんですよね。

 

『から紅の恋歌』で恋のライバル・大岡紅葉が登場したために、ますます2人の恋が実る日が遠くなってしまった気がします…。

 

2人とも魅力的なキャラクターなので、この2人が出てくる回はどれもとても面白いです。

見たことのない話がありましたら、ぜひチェックしてみてくださいね!