名探偵コナン・アニメ1003話『36マスの完全犯罪(前編)』感想・ネタバレあり
2021年4月24日のアニメ名探偵コナンは、『36マスの完全犯罪(前編)』が放送されました!
小五郎のおじさん、安室さん、いろは寿司の脇田さん、それにボクの四人が依頼を受けて訪れたのは、長野の山奥のつぶれた教会。ここで亡くなった古い友人が残した暗号を解読してほしいという依頼で…!?
TVアニメ『名探偵コナン』「36マスの完全犯罪(パーフェクトゲーム)(前編)」
このあとすぐ! pic.twitter.com/73sYnlCKSI— 江戸川コナン (@conan_file) April 24, 2021
原作回のアニメ化は、1月の『代役・京極真』以来です。
このエピソードは、安室透・脇田兼則・長野県警・黒田兵衛と、回想で諸伏景光が登場します。
今後の展開にも大きくかかわってきそうな重要エピソードなので、アニメ化が本当に待ち遠しかったです…!
それでは、ここから感想です。
この先ネタバレが含まれますので、ご注意ください。
第1003話『36マスの完全犯罪(前編)』感想
今エピソードは、コナンたちが特急スーパーあずさに乗って長野県に向かうところからスタート。
私は長野県出身で特急あずさをよく利用していたので、座席の色もきちんとあずさに寄せていたり、車窓から見える背景にちゃんと山が描かれていたりで、嬉しくなってしまいました。
この話がサンデー本誌に掲載されていた時は、まだ脇田の正体が不明でしたが、脇田=RUMが確定した後のアニメ化となったため、原作とはまた違った視点でアニメを見ることができました。
あずさの中でババ抜きをしているシーンで、脇田の『裏切者』云々のセリフに対し、安室さんは
さすが寿司職人!
と返しています。
原作ではニコニコと普通に喋っている感じですが…。
アニメでは若干含みのあるような、脇田の言葉に戸惑ったのを隠すような、微妙なニュアンスの言い回しになっていました。
脇田の正体がRUMだと判明したことを踏まえ、あえてそういう言い方にしたのかなと考えると面白いです。
しかしアニメで見ると、コナン・小五郎・安室・脇田って本当に不思議な組み合わせですね…(笑)
OP後は、この4人で長野に行くことになった経緯をコナンが回想していますが…。
安室さんが登場した時の
安室透でーす!
という言い方、テンションが高いし猫かぶりがすごくて笑ってしまいました(笑)
今回の安室さんのセリフは、全体的にかなり細かいところまで気を配った演技をしているって感じで楽しいですね。
脇田さんも登場シーンは平和的でのんきな感じでしたが、安室さんに挨拶をするシーンはさすがに意味深。
この2人、ラムとバーボンなんだよね…と思うと、ちょっとヒヤヒヤしますね。
2人で小五郎におべっかを使って持ち上げるところなんかは、息ぴったりなんですが。
電車内で暗号や依頼主についての話をしたあと、一行は山奥の廃教会へ。
悪い霊とかが棲みついてそう…という小五郎のセリフに脇田が
止めてくだせぇ…そういうの苦手なんですから…
と言っていましたが、不覚にもここの脇田さんが可愛いと思ってしまいました…。
やっぱり声がつくと原作と全然印象が違ってくるので、原作回は見応えがあるんですよね。
礼拝堂に行ったところで、今回の事件の関係者たちと合流。
紅一点の古浦郁絵さん、原作では髪がベタだったので、黒髪なんだろうな~と思っていたんですが。
アニメでは金髪で結構派手な印象の女性だったので驚きました。
黒髪+ニット帽だと、後で出る長野県警の上原由衣刑事と似た印象になってしまうので、アニメでは髪色を思いっきり派手にされたんでしょうか?
小五郎に依頼をしてきた日原泰生は、2か月前にここで自殺した本人だと聞かされるコナンたち。
その時外から大きな音がしますが、その時の脇田の
何ですかい?この音…
というセリフも、怯えた感じの言い方が可愛くて悔しい…!
脇田役の千葉繁さん、ちょっとしたセリフの言い方が可愛くて悔しい…!
駐車場のデッキが崩れて車が全部谷底に落ちてしまいましたが…。
その後の脇田の一連のセリフは、先ほどとは打って変わって不気味で怖い感じに。
千葉さんの芸達者ぶりをあらためて実感しますね。
映像もかなり気合の入った怖さです。
CM明けのBパートは、長野県警の大和警部と電話をしている小五郎からスタート。
出ました長野県警~!嬉しいです~!
教会へ行くためのトンネルが雪崩でふさがっている…と小五郎に知らせる大和ですが、小五郎に
使えねぇな長野県警…
と言われてブチ切れたりしています(笑)
(今回全体的に作画がとてもキレイなんですが、長野県警だけちょっと崩れていませんでしたか…?
諸伏警部のアップはよかったんですが…)
日原さんが自殺した真相を探るには、暗号を解かなきゃいけないかも…と提案するコナン。
それぞれメールで届いた暗号を見せ合います。
それよりも暖を取る方法を考えよう…という流れになった時に、安室さんが「今夜一晩乗り切りましょう!」と言うのが好きです。
いかにも安室さんの性格上言うだろうなって感じがいいんですよね。
礼拝堂で日原さんの名を名乗る謎の手紙が発見されたため、手紙の指示に従って教会の中を回ることになりますが…。
誰がどこに行くかを決めるために安室さんがトランプを出すものの、西野さんが異を唱えます。
ここのくじ引きのトリック、原作を読んだときに面白かったので強く印象に残っています。
ここでもまた安室さんが
くれぐれも注意してくださいね…
とみんなに注意を促します。
ちょっと降谷零の部分が出ていて、好感が持てますね。
しかし今回は舞台が照明のない教会の中なので、アニメだと画面がとにかく暗くて不気味ですね。
原作だとそこまで暗闇って感じはしなかったんですが…。
ひとりだけ戻ってこない和田さんを探しに行く一行ですが、和田さんはトイレで遺体となって発見されました。
額にボウガンの矢が刺さっているの、かなりグロテスクな絵面ですね…。
原作では目を開けたまま亡くなっていましたが、アニメでは閉じてましたね。
アニメではそういう規制がきつくなったのかな。
と、ここまでで前編は終了です。
原作では、このエピソードは5話構成。
アニメは前中後編ですが、前編で原作の2話目まで終わりました。
ということは中後編で原作3話分なので、前編よりはちょっとゆっくりペースでできそうですね。
尺に余裕がある分、長野県警や諸伏兄弟の回想シーンなんかが長くなるといいな…と期待しているのですが、さてどうでしょうか。
次回はいよいよ諸伏景光が登場します!
久しぶりに黒田管理官も出ますし、引き続き楽しみです!
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こんばんは!
今回も面白かったですねー!
考察もうんうんって思いながら読んでしまいました^ ^
わたしは冒頭の裏切り者のセリフでRUMが潜入したのはバーボンのことも疑ってるからだと思ったのですがスカーレットさんはどうお考えですか??♡
黒の組織的には小五郎の調査ですでにバーボンが入ってるのにRUMも潜入してきたのはなんでだろう?ってずっと考えてて。
せっかちだからっていうだけじゃない気がしたんです。
ご意見伺えたら嬉しいです〜!
コメントありがとうございます!
待ちに待った雪山回、ようやくアニメ化で嬉しいですね~!
私もラムはバーボンの事を疑っていると思っています。
長野に向かう特急の車内で「裏切者」「鮮度の落ちた魚を高値で売りつける仲卸」と言っていたのは、思い切りバーボンへの嫌味というか牽制だと思います。
バーボンがなかなか情報を上げてこないので、ラムはバーボンの裏切りを疑いつつ、せっかちなので自ら来たって感じでしょうね。
それにしても脇田相手にずっと笑顔で対応できるバーボン、演技力が本当にすごいです。