名探偵コナン・アニメ747話 怪盗キッドvs京極真(後編)感想・ネタバレあり

名探偵コナン・アニメ747話 怪盗キッドvs京極真(後編)感想・ネタバレあり

2019年4月6日放送の名探偵コナンは、『怪盗キッドvs京極真(後編)』です!

単行本82巻に収録されているエピソードです。

 

後編では、いよいよ怪盗キッドと京極真が直接対決します!

 

以下感想ですが、ネタバレが含まれますので、ご注意ください。

 

アニメ感想

オープニング前に入るコナンくんの挨拶ですが…。

今日はコナンくんではなく…?

なんと、アーサー・ヒライでした!

右上のタイトルロゴも、きちんと『名探偵ヒライ』になってましたね(笑)

 

新聞のラテ欄でも…

 

「ヒライ挨拶」と書かれているのがシュールです(笑)

ヒライくん、元気いっぱいに可愛くご挨拶してくれましたね~。

 

 

さて、本編です。

 

先週の回想に続いて、京極さんと朋子さんの賭けの内容が明かされました。

京極さんがキッドから宝石を守り抜いたら、園子との交際を認めてもらえます!

しかしキッドに負けたら、京極さんは園子と別れなくてはなりません。

 

 

さて、博物館にいる京極さん宛に、キッドから大量の手紙が届きました。

すべてあぶり出しになっているため、少しでも手間をはぶくためロウソクと燭台を用意してもらう京極さん。

どれも大した手紙ではなく、中森警部はイライラしています。

 

 

先週と今週放送された『怪盗キッドvs京極真』は再放送で、初めて放送されたのは2014年です。

そのため中森警部と茶木警視の声優は、2018年に亡くなられた石塚運昇さんと田中信夫さんのままとなっています。

 

 

コナンくんが手紙の意味を考えていると、着替えを済ませた蘭たちが戻ってきました。

『一番無難なのを選んだ』と言う蘭ちゃんですが、それでもかなりセクシ―なワンピースです。

 

蘭ちゃんを見て『胸元開きすぎ…』と思うコナンですが、これはアニメオリジナルのセリフですね。

原作よりもムッツリ度マシマシです(笑)

 

園子は京極さんに自分の服装をアピール!

ここはちょっとした伏線になっていますね。

 

予告の時間まであと5分…というところで、自分以外は展示室から出て欲しいという京極さん。

ガスマスクをつけ、臨戦態勢です。

 

園子は『ちょっとトイレ』と言ってコナンと蘭から離れていってしまいました。

 

キッドから届いた大量の手紙を持っていた機動隊員に話しかけるコナン。

  • 手紙は園子が郵便配達人から手渡しされたと言って持ってきたこと
  • その時にはもう園子は着替えを終えていたこと
  • ブラックライトで照らしても反応がないこと

これらの情報を得るコナンくんです。

 

まさか園子…と思った瞬間、博物館が停電してしまいました。

『ごめんね…真さん…』という園子のカットが入りますが、服装も背景もわからないようになっています。

ここも大きな伏線です。

 

暗闇に包まれた博物館ですが、コナンは何かが光っていることに気づきます。

それは機動隊員たちのガスマスクに付着した蛍光塗料でした。

 

そこへ何かボールのようなものが転がってきました。

「何か転がってきたみたい」とかがもうとする蘭ですが、その中から麻酔ガスが!

 

蛍光塗料を目印に、キッドが機動隊員たちのガスマスクをトランプ銃でどんどん引きはがしていきます!

コナンくんはとっさにガスマスクを一つ拾ってすかさず装着していますね。

 

一人でグリーン・エンペラーを守っている京極さんの耳に、園子の悲鳴が届きました。

部屋に飛び込んできた園子はキッドが機動隊員たちを眠らせてしまったと説明します。

宝石も持って逃げてしまったのでは…と言う園子。

 

本物かどうか確かめようにも、月明かりではよくわかりません。

そこでロウソクにかざして確かめてみると…なんと宝石は赤色です!

この偽物は自分が警部に渡してくるから…と、宝石を持っていこうとした園子の腕を、京極さんが掴んで引き留めます。

 

あなた…園子さんじゃありませんね

 

この状況で園子が本物ではないと見抜いた京極さん!

カッコイイですね~!

 

 

このエピソードといい、和葉に変装した時といい、キッドは女性に変装するとやけに男性に密着したり、口数が多くなるんですよね。

口数が多くなるのは、もちろん自分の都合のいいように相手を誘導するためですが…。

アニメだと、声優さんの演技も『いつもの園子じゃないな』とわかるように演じわけられているのがすごいなと思います。

 

 

さて、ここでコナンくんが登場です!

アレキサンドライトは太陽光や蛍光灯の下では暗緑色でも、白熱灯やロウソクの下だと鮮やかな赤色に変わる

…と説明してくれました。

あぶり出しの手紙を大量によこしたのは、ロウソクを用意させるためだったんですね。

 

キッドは園子の服をひんむいて変装したわけではなく、園子本人から服を借りていたのでした。

もちろん『自分に成りすました怪盗キッドを京極さんが見破れるか』という賭けを成立させるためにです。

 

キッドに向けてキック力増強シューズを使ってボールを蹴るコナンくんですが…。

キッドが京極さんを振り払ってかわしたため、後ろの柱にボールが当たってしまいました。

柱、折れてます。

このボールがキッドに当たっていたら、正直命がなかったんじゃないかと思うんですが…コナンくんコワイ…。

 

倒れてきた柱から、京極さんがコナンをかばってくれるのがいいですよね。

短いシーンですが、京極さんの判断力が光っています。

 

怪盗キッドは2人の上にいました。

天窓から上空へ逃げるつもりです。

空を飛べない自らの無能さを呪ってください…世界最強の防犯システムさん

このキッドのセリフ、キザでカッコよくはあるのですが…内心京極さんが飛べなくてよかったと安堵している感じがしますよね。

 

ここで京極さん、空手で柱をブチ折ろうとし始めます!

(まさか柱を折って天井を落とす気か!?怖ッ!早くズラかろ…)

と焦るキッドですが、京極さんの目的は天井を落とすことではありません。

 

グリーン・エンペラーを展示していた台座にコナンが折った柱が乗っていたため、もう1本その上に柱を倒すことで、シーソーの原理を利用して屋根の上に登ろうとしたんですね。

とっさにそれを考え付く頭の回転の速さ、実行に移せる強さと度胸がすごいです!

 

キッドがめちゃめちゃびっくりして、素の表情になっています(笑)

コナンにたびたび追い詰められるキッドですが、物理的にコナンより京極さんの方がはるかに怖いですよね…。

素直に身の危険を感じます。

 

 

さあ…返していただこうか…。宝石も…園子さんの心も!

細かいんですが、ここは原作では『園子さんの心も…』と、語尾がわりと静かな表現になっているんですよね。

アニメだとはっきり強めに言い切った方がもちろん印象が強くてカッコイイので、きっぱり言い切った形になっています。

原作とアニメ、本当に少しの表現の違いなんですが、受け手に伝わってくる印象がかなり違ってくるのが面白いですね。

 

 

宝石は返すが、お嬢様の心は返せないというキッド(お嬢様、という言い方がまたいいんですよね~!)

もともと心は盗れていないからと。

園子はキッドに、京極さんにケガをさせないでと頼んでいたんですね。

そんな園子がめちゃくちゃ可愛いですし、それをキッドから聞いて赤面している京極さんもカワイイです~!

 

賭けはお嬢様の勝ちだと言って、飛び去ってしまったキッド。

そんなキッドを見つめる京極さん。

2人の因縁はまだ終わらない…と予想させるようなカットですね。



さて、エンディングテーマのあとのCパートです。

キッドに身ぐるみはがされてトイレに監禁されていた…と次郎吉たちに説明する園子。

共犯にならないよう、キッドにそう説明するようにと言い含められていたようです。

 

次郎吉はもちろん、園子の父・史郎も京極さんを頼もしい青年だとあらためて評価。

賭けに負けた形になった朋子はというと…『いじめがいがある』と嬉しそうです(笑)

コワイ!京極さん大丈夫でしょうか(笑)

 

『どの辺であれがキッドの変装だと気づいたのか』と京極さんに尋ねた園子ですが…。

京極さんの答えは『キッドは園子と違い、人差し指より薬指が長かった』でした!

園子的には面白くない答えだったようです…(笑)

 

コナンくんによると

ホルモンの関係上、女性は薬指より人差し指が長くて、男はその逆

とのこと。

割と例外な人もいる…ということで、蘭ちゃんは薬指の方が長いようですが…。

 

私も薬指の方が長いんですよね…。

ツイッターでざっと見てみた限りでも、『私薬指の方が長いんだけど…』と言っている女性の方が多かったです。

うーん、実際のところ、割合はどのくらいなんでしょうね。

 

ということで、怪盗キッドと京極真の直接対決でした!

2人とも非常にカッコいいエピソードでしたね。

キッドは途中でカッコ悪いシーンがあっても、なんだかんだ最後はカッコよくキメて飛び去っていくのがなんだかずるいです…(笑)

 

劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』でも2人は対決する感じですよね。

公開まであと6日…待ち遠しいですね!

 

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次回は劇場版のスピンオフを放送

4月13日は、アニメオリジナルエピソード『フードコートの陰謀』が放送されます。

 

 

ここ数年、劇場版公開日当日・あるいは公開直前には映画のプレストーリーが放送されるのが恒例となっていました。

  • 絶海の探偵(プライベート・アイ):アニメ第694話『消えた老舗の和菓子』
  • 異次元の狙撃手(スナイパー):アニメ第735話『暗号付きの招待状』
  • 業火の向日葵:アニメ第774話『消えたムンクの叫び』
  • 純黒の悪夢(ナイトメア):アニメ第813話『安室に忍び寄る影』
  • から紅の恋歌(ラブレター):アニメ第855話『消えた黒帯の謎』
  • ゼロの執行人:アニメ第898話『ケーキが溶けた!』

 

今年はプレストーリーではなく、映画公開後にスピンオフという形での放送。

どんな形で劇場版とリンクしてくるのかが気になりますね。

 

思い切り私情を挟んだ宣伝で恐縮ですが、絶海のプレストーリー『消えた老舗の和菓子』は、修学旅行回以外で京都府警の綾小路文麿警部が出演している唯一のエピソードです!

大変貴重なので、ぜひご覧ください~!

 

 

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