【諸伏・スコッチ考察】サンデー42号『名探偵コナン』FILE1020「翻弄」感想・ネタバレ

【諸伏・スコッチ考察】サンデー42号『名探偵コナン』FILE1020「翻弄」感想・ネタバレ

今週のサンデーはまさかまさかの展開でした!

あまりにも衝撃が大きくて、驚いた方も多いのではないでしょうか。

 

ではここから、コナン本編のネタバレを含む感想と考察です。

未読の方はご注意ください。

 

FILE1020「翻弄」 感想・ネタバレ

諸伏警部のことは後で詳しく書きますので、まずは本筋・怪盗キッドにまつわる感想です。

先週のラストで、大きな氷の中から本物の『妖精の唇』が消え、偽物が大量に氷の中に入っていました。

なんとこのトリック、コナンや平次よりも先に諸伏警部が見抜いてしまいます。

フローラルアイスパフォーマンスとは

ドリルで氷の内側を彫り、食用色素などで着色し氷の中に花のオブジェが凍らせてあるように制作すること。約3~5分ほどで完成する。

 参考:氷工房にはし

フローラルアイスパフォーマンスで1つの花を作るのに、3~5分ほどかかるんですね。

ひとつひとつが小さいとはいえ、複数の指輪を短時間に完成させたキッドは、やはりものすごく手先が器用なのがわかります。

墨で真っ黒にしたシートの内側に潜り込んで作業をしたのではと推理するコナン。

部屋に入ったのが平次と和葉(に変装したキッド)だけであることから、2人を徹底的に取り調べようとする中森警部ですが…。

キッドは平次に抱き着き、『裸にされてまう!』と迫って取り調べを避けようとします(笑)

 

和葉に変装したキッドは、和葉の一人称を勘違いしているのか『アタシ』ではなく『ウチ』と言ってしまっていますよね。

ここから平次は和葉が本物でないことを見抜けそうなものですが…。

  • キスのことで頭がいっぱいで気づいていない
  • 気づいているけど珍しくくっついてくる和葉が可愛くて指摘できない

のどちらなんでしょうか?

後者だったら…中身はキッドだよ、という感じなんですが(笑)

 

さて、指輪にセンサーが内蔵されていることを思い出した平次。

平次か和葉が指輪を盗ったなら、扉をくぐればセンサーが反応するはずと言い出します。

実際に試してみると、警報は鳴りませんでした。

やはりまだ本物は氷の中にあると見て間違いなさそうですね。

センサー内蔵のリング部分を石から取り外してすり替えたという可能性もなくはないですが、短時間の犯行でしたから、フローラルアイスパフォーマンスをするので精一杯だったはず。

また、石と台座を取り外す際に石を傷つけてしまっては元も子もありませんから、やはり本物はまだ盗られていないのではないかと思います。

 

しかし、キッドに『マジでちょれーなコイツ…』なんて思われてます平次!がんばって!(笑)

 

ガラス張りの部屋の中にスマホを置いてきてしまったと言って、平次に取りに行ってもらう和葉。

スマホを中森警部に拾ってもらい、平次経由で返してもらいますが…キッドが意味のない行動をするとは思えませんから、ここにも何かトリックがありそうですね。

 

本物の『妖精の唇』がもう盗られてしまったのなら、もう冷房を止めてもいいのではと次郎吉に進言する諸伏警部。

キッドがガッツポーズをしているところを見ると、やはりキッドの狙いは氷を解かすこと。

諸伏警部もこのことには気づいた上で、あえて氷を解かす方向に導いているように思えます。

改めてキッドが指輪を盗ろうとする瞬間を取り押さえる算段でしょうか。

 

先週も描かれていましたが、やはりキッドは和葉に変装しているのをバレないようにするため、膝をかがめて平次との身長差を演出していました。

ここからコナンは見事に和葉がキッドの変装であることを見抜きます。

諸伏警部も気づいていますね。

それを蘭と小五郎にも話しますが、誰も本物の和葉の心配をしてくれないので思わずツッコミを入れてしまいました。

トイレに助けに行ってあげてください…(笑)

 

平次は和葉がキッドだと気づいているのかどうか…。

和葉にからかわれて、壁ドンして『ふざけた口を塞がなアカンみたいやな』なんて発言を…!?

えーっキスするの!?というところで次回へ続きます(笑)

いくら色恋沙汰で頭がいっぱいとはいえ、平次がキッドに完全に騙されているとは考えにくいので…。

キスすると見せかけてキッドを取り押さえるというパターンかなと予想しています。

 

キッドは本物の指輪を手に入れることができるのか、それともコナン&平次&諸伏警部の3人にはさすがに敗れるのか!?

次回がシリーズ解決編ですね、楽しみです!

 

諸伏警部の弟!?スコッチとの兄弟説が濃厚に

諸伏警部に続き、今回は大和警部と上原刑事も登場しましたね~!

電話での登場ではありますが、長野県警勢ぞろいです!

彼らの会話で、衝撃の事実が明らかになりました。

  • 諸伏警部には、両親が亡くなったために東京の親戚に引き取られた弟がいる
  • 弟は警視庁に入った
  • ずいぶん前に警察をやめて別の仕事に就いたと聞いてから音沙汰がない

これはやはり…!

以前アップしたこちらの記事の信ぴょう性ががぜん高まったと思っていいのでしょうか!

【考察】諸伏高明警部とスコッチは兄弟?生存説はありえるのか

ミスリードの可能性はある?

青山先生のことですから、当然ミスリードの可能性もあります。

ただ、ここまで意味深に引っ張っておいて、その弟が完全な新キャラである可能性は限りなくゼロに近いでしょう。

弟の候補として挙げられる条件は以下の4つです。

  • 警視庁に入った人物
  • 警視庁をやめたか、実際にはやめていないがやめたと説明する必要があった人物
  • 現在は警視庁におらず、どこで何をしているか不明の人物
  • 両親が亡くなっている人物

このすべてを満たしている人物は、作中にいるでしょうか?

 

音沙汰がなく、今はどこで何をしているのかわからない』という条件を『既に故人である』と定義するなら、警察学校組の人物たちが可能性として挙がってきます。

ですが

  • 萩原研二⇒警視庁警備部機動隊爆発物処理班に所属し、職務中に殉職
  • 松田陣平⇒警視庁警備部機動隊爆発物処理班から捜査一課に異動、職務中に殉職
  • 伊達航⇒警視庁刑事部捜査一課に所属、交通事故で死亡

この3人には警察をやめたと家族に報告する理由がありませんし、伊達航に至っては彼が亡くなった時点で両親が存命であることが作中で明らかになっています。

そのため、諸伏警部の弟がこの3人のいずれかである可能性はありません。

 

ここでやはり怪しいのがスコッチです。

スコッチは警察学校卒業後、警視庁公安部に配属され、黒ずくめの組織への潜入捜査官となりました。

公安の人間は、潜入捜査が決まると警察からは一切の情報が消され、警察に所属しているという事実が徹底的に隠匿されるようになります。

家族にも自分がどんな仕事をしているかを話すことはできません。

そのため、スコッチは潜入捜査が決まった時点で兄の諸伏高明に『警察をやめた』と連絡した可能性が高いです。

その後彼は潜入中に拳銃自殺をし、その事実が諸伏警部には伝わっていないため『音沙汰がない』という状態になっているのでしょう。

 

仮に実は他の人物が諸伏警部の弟だとしても、今のところは諸伏警部とスコッチが兄弟であることを否定する材料が見当たりません。

 

諸伏警部宛の荷物を持っていたのは誰なのか?

諸伏警部宛と見られるメモが貼ってあった封筒。

これは『警視庁の刑事がロッカーの中に入れっぱなしにしていた』そうですが、誰のロッカーの中に入っていたのでしょうか。

これも新キャラの可能性がなくはないですが、これまでに作中に登場した人物であると仮定すると

  • 警視庁公安部つながりで風見裕也
  • 幼馴染兼潜入捜査官つながりで降谷零

の2人が怪しいです。

 

降谷零のロッカーが警視庁にあるはずがありませんから、風見裕也の可能性が非常に高いと思われます。

もしくは降谷零が諸伏警部に何かを渡したがっているが、降谷零本人が接触するわけにはいかないので風見裕也に託して『ロッカーに入れっぱなしになっていた』という嘘をつかせている可能性もあります。

 

封筒の中身は?

若干気になるのが、諸伏警部宛の荷物が『封筒』と言われたり『小包』と言われたりしていること。

わざわざ小包と言っているところを見ると、薄っぺらい封筒ではなく、ある程度厚みのあるものが入っていると予想できます。

  • 遺書
  • 遺品

のいずれかである可能性が高いですね。

遺品だとしたら、スコッチが自殺した際に撃ちぬいたスマホだったりするのかなと思いますが…。

 

なぜ今のタイミングなのか?黒田兵衛は関係ある?

作中でスコッチが亡くなったのは2~4年前です。

なぜスコッチの死後すぐに、諸伏警部の手に封筒が渡らなかったのでしょうか。

  • スコッチを引き取った東京の親戚も亡くなっており、長野に兄がいると判明したのが最近だった
  • 諸伏警部が黒の組織に狙われる可能性があるため、あえて時間を置いた
  • 諸伏警部にスコッチのことを伝えていいか見極める必要があった

可能性として考えられるのは、これらの事情でしょうか。

 

NOCの身内として諸伏警部が黒の組織に狙われる可能性というのは充分に考えられます。

また、弟が黒の組織に関わって死んだと知ったら、兄は復讐を考えるかもしれません。

それらを考慮し、諸伏警部に真実を伝えるタイミングを慎重に見極めていた可能性があります。

 

ここで思い出したいのが、黒田兵衛が長野県警にいたことです。

黒田兵衛は警察庁から長野県警に出向し、その後警視庁の管理官になっています。

劇場版『ゼロの執行人』で降谷零とつながりがあったことから、黒田兵衛は公安の関係者である可能性が高いです。

彼が直々に諸伏警部と接触するため長野県警に出向し、スコッチの遺品を渡しても大丈夫だと判断した可能性もゼロではないでしょう。

(もっともこの説は黒田兵衛がRUMではないことが大前提なのですが…)

 

さいごに

ここまで色々考えてはみましたが、結局のところは次号(もしくは次のシリーズ)で真相が明らかになるのを待つしかありませんね。

個人的には諸伏警部とスコッチが兄弟であってほしいと思っています。

ただ『兄弟でした!』と明かされて終わりというのもあっけなさすぎるので、諸伏警部や長野県警が黒の組織絡みの事件に登場するようになるかもしれませんね。

 

紅の修学旅行編 放送決定!

 

今週のサンデーには、アニメに関するビッグニュースも掲載されていました。

紅の修学旅行編』が、1月5・12日に2週連続1時間スペシャルとして放送されることが明らかになりました!

新年早々、これは嬉しいですね~。

待ちに待った重要エピソードなので、放送されるのが今から楽しみです!