サンデー36・37合併号『名探偵コナン』FILE.1058「TVで推理ショー!?」感想・ネタバレ

サンデー36・37合併号『名探偵コナン』FILE.1058「TVで推理ショー!?」感想・ネタバレ

2020年8月5日発売の少年サンデー36・37合併号から、『名探偵コナン』の新章スタートです!

 

今回はサンデー本誌、WEBサンデー、青山先生のとび森…。

どこにも内容に触れた予告が載っていませんでした。

かろうじてサンデーうぇぶりの通知で『コナンも敵わぬ“あの人”登場です』と書かれていましたが…。

コナンが敵わないといえば、優作かな?

 

 

ここからコナン本編のネタバレを含む感想です。

未読の方はご注意ください。

 

 

FILE.1058「TVで推理ショー!?」感想・ネタバレ

1ページ目から、いきなり優作が登場!

やはりコナンも敵わぬあの人…は優作でしたね。

 

しかも優作が怪盗キッドの犯行が狂言であることを見抜いた、というとんでもないセリフが。

今シリーズに怪盗キッドも絡んでくることを匂わせる上、優作の頭の良さをきっちりアピール!

セリフなしで1コマだけですが、中森警部が登場するのは久しぶりですね。

 

 

この一か月の間に起きた連続密室殺人事件にもアドバイザーとしてかかわっていて、密室トリックをいとも簡単に解いてしまった優作。

しかも週末のTV特番で推理ショーを披露!って…。

米花町では殺人事件はエンタメなんだなって…思いましたね…。

 

 

冤罪を晴らしたキッドに何か一言…と言われ、恩義に思ってくれるなら自分の小説を購入してくれと言う優作。

その中継をスマホで見ているのは一体…!?

 

 

 

その3日後、薬局にいる有希子とコナン。

有希子と一緒にいるため、コナンの口調と態度はもう完全に新一です。

 

 

ポストにチラシが入ってた美味しそうなイタリアンの店に行ったら、お腹を壊して優作が寝込んでしまったとのこと。

さすがの優作も、体調不良には勝てず…ですね。

 

TV出演はできそうにないけれど、断ることもできない…ということで、有希子はコナンを呼んだんですね。

優作に変装した有希子+変声機を使ったコナンで、優作になりすまして推理をする作戦ですが…。

なんとなく緋色シリーズを思い出させる作戦ですね。

 

有希子とコナンの会話を聞いて、不敵に笑っている怪しい人物が。

これはキッドで間違いなさそうかな?

 

 

事件の概要と被害者たちの共通点

優作に代わって推理をすることになったコナンは、有希子にタブレットで連続密室殺人事件の資料を見せてもらっています。

 

被害者は3人で、他には1人目の被害者の親友である新人アナウンサーの女性が登場しています。

 

今回の被害者たちの名前は、ゲームが由来ですね。

 

盛田敦実→もりたあつみ→あつもり(あつまれ どうぶつの森)

菅沢惟次→かんざわこれつぐ→かんこれ(艦これ)

桐生泰二はピンとこないのですが、青山剛昌30周年本で青山先生の好きなゲームトップ3が艦これ・とび森・モンハンだったので…。

きりゅうたいじ→竜退治、でモンハンでしょうか。

ドラクエもお好きだったはずなので、ドラクエ+モンハンかな?

 

殺害方法は3人とも違いますが、部屋が荒らされていて入口付近にたくさんの物が散乱しているという点が共通しています。

1件目と3件目はそれぞれバスルームとキッチンで殺害されていて、鍵はサムターン錠のため内側からしか施錠できません。

2件目は玄関口で殺害されていましたが、誰かに合鍵を渡すような人ではなかったため、こちらも内側から施錠したものと思われる…ということですね。

 

 

それぞれ扉の内側に物が散乱しているので、それらを使ったトリックで施錠したことは間違いなさそうですが…。

散乱しているものに共通点がないので、共通の道具を使ったわけではなく、ある程度の量や重さになるように物を集めてどうにかした感じでしょうか。

 

 

密室の他に、共通点がもう一つ。

2人目の被害者である桐生さんが、「ダンジョン・ホームズ」というゲームのキャラのフィギュアを作ってコンクールで銀賞を取ったと紹介されています。

この「ダンジョン・ホームズ」が、3人の共通点ですね。

 

1人目の被害者である盛田さんは、棚からはみ出しているタオルに「DH」のロゴと、やはり虫眼鏡のような絵が描いてあります。

3人目の被害者である菅沢さんは、腕時計が「ロック」のアイテムの形をしていますよね。

 

「ダンジョン・ホームズ」はグループでダンジョンに入って謎を解くオンラインゲームだそうですので、3人はゲーム仲間だったんでしょう。

 

殺害された動機もその辺にありそうですが…。

コナンが

まあ犯人の目星も…大体ついてるんだけどね…

と言っているので、今回登場した人物の中に犯人がいることは間違いなさそうですね。

 

 

前回に続き、今回も安楽椅子探偵のストーリー展開ですね。

やっぱりステイホームを意識してるのかな?

 

 

優作に変装した人物の狙い

優作に変装した有希子ですが、彼女も食あたりで体調が悪くなってしまいました。

一緒に食事したんだもんね…。

 

そこにインターホンが鳴って、TVスタッフがもう来たと慌てるコナンですが…。

変声機は充電式だったんですね!?

そんな描写、今までありましたっけ!?

 

とりあえずTVスタッフに帰ってもらおうとしたコナンですが、尋ねてきたのはなんと…工藤優作でした!

すごい衝撃的なラストですね(笑)

 

 

この優作に変装しているのは、もちろん怪盗キッドですよね!

冤罪を晴らしてもらったキッドが、『小説を購入する』以外の方法で恩返しをするべくやってきたものと思われます。

変声機が使えないというのも、キッドが優作に変装しているなら問題ないですよね。

キッドは変声機なしで声帯模写ができるので…。

 

 

ただ、キッドが優作に変装して恩返しをするためにイタリアンの店のチラシをポストに入れたり、料理に何かを仕掛けたりした可能性は低そう。

思いっきり恩人に害を及ぼすことになってしまうので…。

 

優作がTVで推理ショーをすると知った犯人が、チラシや料理の工作をして優作を食あたりでダウンさせる

そのことを知ったキッドが、優作に変装して工藤家にやってくる

という流れだと思います。

 

なので、薬局で有希子とコナンの会話を聞いていたのはやはりキッドだということになりますよね。

 

 

優作は快斗の父である盗一とはライバル関係にあり、怪盗キッドの名付け親でもあります。

優作が怪盗キッドの冤罪を晴らし、キッドがその恩返しをしに来た…というのは、すごく豪華な展開ですね!

とはいえ、工藤夫妻は食あたりでダウンしているので、次回の出番は少なそうですが…。

 

 

舞台が工藤家+赤井の不在で気になること

そういえば工藤家に居候中の赤井さんは…?と、コナンも読者も気になるところですよね。

赤井さんはFBIの用があるらしくて不在、とのこと。

いったいどんな用が…!?

 

 

今回は推理の舞台が工藤家なんですよね。

工藤家で工藤夫妻もいるとなると、気になるのは『迷宮カクテル』のラストで行われたお茶会のこと。

工藤夫妻+赤井秀一+安室透の4人が何かを話し合ったはずですが、その内容が未だに明かされていないんですよね。

 

 

前回のコナン本編では、ラストで脇田兼則が突然『将棋の駒』と言い出して驚かせてくれました。

今回も怪盗キッド回かと思いきや、ラストでお茶会について触れられたりしないだろうか、と期待してしまいます。

赤井さんが出かけているというFBIの用事も気になりますよね。

そちらは組織絡みで何か進展があったり…しないのかなあ。

 

 

次号予告

今週は合併号なので、来週はサンデーの発売はありません。

次号38号は8月19日発売です。

 

この優作はキッドでは…!?というめちゃめちゃいいところで2週間お預けなのは大変つらいですが(笑)

その分次号がものすごく楽しみです!