名探偵コナン・アニメ1004話『36マスの完全犯罪(中編)』感想・ネタバレあり

名探偵コナン・アニメ1004話『36マスの完全犯罪(中編)』感想・ネタバレあり

2021年5月1日のアニメ名探偵コナンは、『36マスの完全犯罪(中編)』が放送されました。

 


前中後編なので、詰込み感がなくてじっくり見られるのがありがたいです。

 

それでは、ここから感想です。

この先ネタバレが含まれますので、ご注意ください。




第1004話『36マスの完全犯罪(中編)』感想

前回はトイレで和田さんの遺体を発見したところで終了でしたね。

現場に近づくな!と怒る小五郎、探偵モードでもあり元刑事モードでもあり…こういうカッコイイ姿が見られるのは嬉しいです。

 

 

小五郎のことを『泣く子も眠る名探偵』と紹介する脇田さん。

脇田の声優である千葉繁さんが本当に芸達者でいらっしゃるので、脇田のセリフはどれもすごく聞いていて楽しいです。

安室さんも一緒になって、小五郎がこの場に呼ばれた理由を説明していますが、こちらは脇田さんと違って淡々としているのがまた面白いです。

 

 

ここで小五郎が大和警部に電話して、事情を説明しています。

大和警部に現場の動画を撮って送ってくれと言われますが、ここでさりげなく安室さんが映り込んでいるのが見事なんですよね。

安室さんは諸伏警部が景光の兄であることを認識しています。

そして除雪作業が終わったら廃教会に来てしまうことを見越して、さらっと動画に映りこんで自分の存在をアピールしているわけです。

雪山編は随所で安室さんの優秀さが光っているので、細かいところまで見逃せません。

 

 

礼拝堂に戻ってきたあと、安室さんが藤出さんたちに犯人の動機は自殺した日原さんの復讐ではないか、と話します。

そのため信頼できる人間とペアを組んで、絶えず2人1組で動くことを提案。

この辺りの提案力も、さすが安室さんです。

 

 

ペアを組んだコナンと安室さんは、最初にトイレに向かいます。

和田さんを殺した犯人についてひとしきり話した後、コナンが安室さんにRUMのことを尋ねます。

ここで安室さんは

どう答えたらいいか…悩むよ…

と答えられない理由を話し、コナンにとりあえず

そだね…

と飲み込ませたところで

その人物はとてもせっかち…ってことくらいかな?

と当たり障りのないヒントを出しています。

それでコナンにこれ以上追及されないようにしているの、見事としか言いようがないんですよね。

「教えられない」とバッサリ切り捨てるよりもずっとうまい切り返し方。

これがさらっとできてしまう安室さん、頭の回転が速すぎます。

 

 

コナンと安室さんがトイレに行っている間、礼拝堂にいるメンバーはガラスが割れるような変な音を聞きます。

1組のペアが様子を見に行くのはどうだ?という西野さんの提案にのり、タブレットのケースでクジ引きをすることに。

ここで小五郎の『外れがわかる探偵の目』が生きてくるのが面白いですね。

 

 

入れ違いでコナンたちが礼拝堂に戻ってきたところで、西野さんが慌てて戻ってきて…。

風呂場の方から川崎さんの悲鳴が聞こえてきました。

この辺りのシーンは、安室さんが一番機敏に反応しているんですよね。

彼の警察官としての一面が垣間見える気がして好きです。

 

川崎さんの元に駆けつけるものの、彼は毒で亡くなってしまいました。

安室さんもさることながら、ペットボトルの水で酸化還元反応を確かめる脇田もさすがだったりします。

 

 

川崎さんのスマホに蜂蜜がついていると気が付くコナンと安室さん。

2人の妙に親しげな様子を見て脇田が探りを入れてくるわけですが、ここで安室さんはコナンのことを『所詮子どもの浅知恵』と言って、あからさまにコナンを下げる発言をしているんですよね。

コナンに限らず、安室さんが誰かを下げるような発言をするのは珍しいこと。

ここでも安室さんが脇田を警戒していることがうかがえるわけですが…。

このいつにない安室さんの態度で、コナンが脇田に不信感を抱いたかどうかが気になるところです。

 

 

さて、場面が変わって長野県警。

諸伏警部が動画に映っていた安室さんのことを考えています。

ここで大学時代の諸伏警部の回想が入るわけですが…。

ヒゲのない高明さん、本当にイケメンですよね!

イケメンというか、兄弟そろって綺麗な顔立ちだなあとつくづく思います。

 

そして学ランを着ている中学生の諸伏景光&降谷零!

前回景光が回想で登場したのは『キッドVS高明 狙われた唇(後編)』ですが、まだ幼少期だったため金元寿子さんが声を担当していました。

そのため緑川光さんが景光を演じるのは、2017年7月放送の第867話『裏切りのステージ(後編)』以来!

本当に久しぶりでしたね。

 

中学生時代の景光、『裏切りのステージ』の時とは違ってまだ声が幼く柔らかい感じで、とても可愛かったです。

一方で零はセリフがありませんでしたが、青山先生によると

実は緊張してドキドキしてた。なので何を話されたか覚えてないと思う(笑)

引用:名探偵コナン JUSTICE PLUS SDB

とのこと(笑)

親友のお兄さんに会って緊張するような、可愛いところがあったんですね。

 

 

諸伏警部は

動画に映りこんでいた安室さんを見て、降谷零を思い出す

零からゼロを連想する

景光のスマホが入っていた封筒に書かれていた丸印が実は「0」で、送り主が降谷零だったことに気づく

という、非常に頭の回転が速い一面を見せています。

さすが諸伏警部…!

警視庁で初めて遺品を見た時点で『景光が公安に配属され、潜入先で命を落とした』ことを見抜いていたので、『景光の遺品を送ってこられるなら、降谷零も公安の仲間だろう』くらいまで気づいていてもおかしくないんですよね。

すさまじい頭の良さです。

 

 

さてそんな諸伏警部のもとに、黒田管理官から電話がかかってきます。

黒田管理官の登場も久しぶりですね~!

2020年3月放送の『標的は警視庁交通部』以来です。

 

 

黒田管理官は諸伏警部に「聞きたいことがある」と言っていましたが、この時に何を聞いたのかはまだ明らかになっていないんですよね。

というか、原作では黒田管理官はこの雪山編以来登場していないので…。

電話の内容が明らかになるのはいつになることやら。

若狭先生や脇田さんはコンスタントに登場しているのに、黒田管理官はなかなか登場してくれないので寂しい限りです。

 

 

黒田管理官の出番が終わったところで、中編は終了です。

次回は後編、完結編ですね。

後編ではようやく長野県警が現場にやってきます。

個人的に、大和警部が信州弁を喋るシーンが非常に楽しみです!

 

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