サンデー22・23合併号『名探偵コナン』FILE.1072「6年A組の人気者」感想・ネタバレ

サンデー22・23合併号『名探偵コナン』FILE.1072「6年A組の人気者」感想・ネタバレ

2021年4月28日発売の少年サンデー22・23合併号は、『名探偵コナン』本編のシリーズ解決編が掲載されています。

 


3話構成の短めエピソードですが、前回ラストに出てきた脇田がどうにも不穏ですね…。

 

 

ではここからコナン本編のネタバレを含む感想です。

未読の方はご注意ください。




FILE.1072「6年A組の人気者」感想・ネタバレ

タイムカプセルが隠されていた用具室が撤去されていたため、諦めて同窓会の教室に戻るという村田さん、市橋さん、柳町さん。

 

ここでさりげなくコナンが暗号を解くヒントを喋り、犯人にタイムカプセルが隠されている本当の場所を気づかせようとしてますね。

 

若狭先生はコナンを飼育小屋(タイムカプセルの隠し場所)に戻らせようとしたり、その後も廊下でコナンのいる方向を気にしていたりと、すべてを見抜いたうえで行動している感がすごいです。

 

 

さて、同窓会の教室を抜け出して飼育小屋にやってきた犯人は…柳町さんでした。

前回のヒントが露骨でしたので、今エピソードはかなりわかりやすかったですね。

暗号が解けなくても犯人がわかるので、とても親切でした(笑)

 

 

柳町さんがタイムカプセル探しを妨害した理由は、タイムカプセルの中に柳町さんの秘密を暴露する告白文が入っていると思っていたから。

ただ市橋さんや村田さんも、明美さんには自分の秘密を握られていると思っていましたが…。

 

それをコナンが否定したというのが胸熱ですね…!

優しくて思いやりのある彼女が…って、コナンの口から明美さんがそうやって語られるのは嬉しいです。

 

 

タイムカプセルの中身、明美さんはもちろんネガティブなメッセージなんて入れていなくて、本当に心が温まるメッセージを入れてくれていましたね。

このエピソード、小学生のころから明美さんがずば抜けていい子だったんだなとよくわかって嬉しい反面、もう亡くなっているから辛い部分もありますね…。

生きていたら、姉妹で幸せになれる未来もあったかもしれないのに。

 

村田さんが何気なく言った「今度彼女に会ったら言わなきゃな」というセリフが切ないですね。

もう明美さんには会えないんだよ…。

 

 

犯人とは言いましたが、柳町さんはタイムカプセル探しを妨害しただけで何か罪を犯したわけではないですし…。

タイムカプセル探しの方はほっこりした解決を迎えて安心しました。

 

 

さて、タイムカプセルに入っていた明美さんから哀ちゃんへの手紙!

写真の裏に隠されていたわけですけど、小学6年生の明美さんがこんなに気を回してメッセージを隠していたっていうのがすごいです。

明美さんもすごく頭がよくて行動力と度胸がある女性だったんですよね…。

 

 

と、明美さんのメッセージを読んでジーンときている哀ちゃんですが、その直後にドックンしているのが…!不穏…!

ここで若狭先生、眼鏡で目が見えないようになってますが、これはどういう反応なんでしょう…なんだか怖いんですが。

 

今廊下にいたのは、料理を配達に来たピザ屋と寿司屋。

もちろん哀ちゃんは、寿司屋である脇田兼則に反応していたわけですよね。

お互いに姿が見えていなくても、壁を隔てた場所にいるだけで反応する哀ちゃんの組織センサー…。

というか相手がラムだから、圧が半端なかったという感じなんでしょうか。

 

 

せっかく脇田が小学校に来るんだから、哀ちゃんは無理としても若狭先生とは顔を合わせると予想していたんですが…。

いや会わないの!?とツッコミを入れてしまいました(笑)

うーん…話が進みませんねえ…。

 

 

若狭先生、帰っていくピザ屋と脇田を窓から見下ろしていますが…。

窓に手を当てているポーズが、写真の浅香と同じような構図になっているのは意図的?偶然?

ここで若狭先生が脇田の姿を見たことで、今後何か進展していくのでしょうか…?

 

 

そしてまた最後のコマで、脇田の不穏なセリフ。

明美さんが帝丹小19期生だと認識しているのはまだしも(よく覚えてますね…)

死人が来るワケないか…

というのはどういうつもりで…?

 

明美さんが来るわけがないのは重々承知のはずですが…。

ただ『明美さんが来るワケない』のに、あの場に哀ちゃん=宮野志保がいたというのは、やっぱりヒヤヒヤするニアミスですね。

 

 

明美の住所の謎

コナンが「宮野明美さんが同窓会に来られないと知っていたんじゃないの?」と尋ねた時、柳町さんは

明美から返事が来ねぇから住んでるマンションに行ってみたら…もう何日も帰ってねぇ感じだったからよ…

と答えましたが…。

 

柳町さんはどうやって明美さんの住所を知ったのでしょうか…?

 

赤と黒のクラッシュ』で、ジェイムズがこんなことを言っていました。

接触したくても彼女も妹もその直後に住所を移されて連絡の取りようもなかったが…

引用:名探偵コナン 単行本第58巻「赤井の過去」

 

彼女=宮野明美、妹=宮野志保。

『直後』とは、赤井がNOCとバレて組織を離脱した直後ということ。

 

つまり明美さんは2年前に引っ越しているはずなんですよね。

組織の監視の目も光っていたと思うので、同級生に引っ越し先を知らせたとは考えにくいのですが…。

住む場所が変わっても引っ越し前の部屋も借り続けていて、柳町さんが訪れたのが引っ越し前の住居だった…というならなんとか辻褄は合いますが…。

うーん…。

 

 

 

今回も組織がらみの話はあまり進展なかったですが、明美さんのメッセージが哀ちゃんに届いたのは本当によかったです。

哀ちゃんにはいつか降谷零にも会ってほしいですね。

降谷さんは、明美さんがケガをした男の子を放っておけずに母のところへ引っ張っていくような優しくて面倒見のいい女の子だったことを知っているので…。

エレーナ先生のことも含め、ぜひ哀ちゃんに話してあげてほしいなと思います。

 

 

次号予告

次にサンデー本誌にコナンが掲載されるのは、第26号です。

5月26日発売分なので、ほぼ1か月後ですね。

 

次はどんなエピソードが来るのか、まだ不明ですが…。

ダ・ヴィンチで今後書く予定だと仰っていたエピソードのうちのどれかが来たら嬉しいです。

(まだ早いかな…)