サンデー2・3合併号『名探偵コナン』FILE.1083「境目の思い出」感想・ネタバレ

サンデー2・3合併号『名探偵コナン』FILE.1083「境目の思い出」感想・ネタバレ

2021年12月8日発売の少年サンデー2・3合併号は『名探偵コナン』本編のシリーズ第2話が掲載されています。

 

 

前回は群馬県警の山村ミサオと諸伏景光に面識があることが判明して終了でしたね。

群馬のミサオと長野の景光、いったいどういう関係なんでしょうか…!?

 

ここからコナン本編のネタバレを含む感想です。

未読の方はご注意ください。




FILE.1083「境目の思い出」感想・ネタバレ

今回は最初から(個人的に)クライマックスでした…!

ミサオがみんなの前で『諸伏景光君』と言ったのが胸アツですね…!

高明さん以外は、弟の名前が『景光』だとここで初めて知ったのではないでしょうか。

 

コナンくんは88・89巻『仲の悪いガールズバンド』で『スコッチ』のコードネームは耳にしています。

ですが、さすがにそのスコッチが諸伏景光だということは知る由がないですよね。

ましてや、降谷零と景光が幼馴染だということも。

スコッチ=諸伏景光だとコナンが知ったところで、特に話にはかかわってこないのかな…。

 

 

ミサオが言うには、『ヒロちゃん』と高明さんは目元がソックリだそう。

6~7歳の景光と35歳の高明さんが似ていることに気づくくらいですから、ミサオの記憶力はなかなか侮れないですね…!

 

ミサオによると、2人は

幼馴染ですよ!山ん中で虫取りしてたら県境で出会って…すぐに仲良くなって…

とのこと!

景光が長野にいた頃の友人だったんですね。

 

 

しかし、諸伏一家は一体どこに住んでいたんだ!?ということが気になってしまってしばらく混乱していました(笑)

山の中、それも県境付近まで子どもの足で行けるところ…?

高明さんがミサオを知らないということは、景光はひとりで県境まで行っていたということですよね。

今回事件が起きている冬名峠は実在しませんし、コナンの世界の長野県と現実の長野県は地理が違うということで納得するしかなさそうです(笑)

 

 

ミサオは諸伏家を襲った長野夫婦惨殺事件を知りませんでした。

そのため景光が東京の親戚に引き取られたことを知らず、ずっと秘密基地で待っていたと…。

友達に急に会えなくなってしまって、急にミサオも切ない系のキャラに見えてきました…。

 

 

景光もミサオも仮面ヤイバーが好きで、『大人になったら正義の味方になろう』と約束していたそうですが…。

これまた爆弾発言ですね(笑)

 

この時点では2人の夢は『正義の味方』という漠然としたものだったんですね。

ミサオはその後、藤峰有希子主演の「あぶない婦警物語」を見て刑事になり…。

景光は両親の事件をきっかけに警察官を目指し始めたと。

14巻『追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件』での初登場時にミサオが話していたことが、今回の話とうまくつながりました!

というかまさか景光と関連を持たせてくるとは…本当に驚きなんですけれども。

 

 

諸伏警部、ミサオに景光が警察をやめて音信不通になったことは伝えましたが、亡くなったことまではさすがに伝えないんですね。

公安警察として亡くなっているので、うかつに話せないのかな。

ヒロちゃんに会いたがっているミサオが気の毒に見えてきます。

 

 

この事件では『県境』が重要らしい…ということで、ミサオは景光との思い出話を始めます。

2人で秘密基地を建てた時、景光が

ミッちゃんのお家だー

県境を頭に入れてみて!わからない?

と言っていたとのこと。

これは大きなヒントですね。

 

 

被害者と一緒にホテルに来ていた3人

  • 中田由水
  • 星川鏡子
  • 花山泉太

の中に犯人がいると気づいた一行は、それぞれの部屋を訪ねてみることに。

リングライトを点けた時の敢ちゃんと由衣さんのやりとりが可愛かったです。

オッサンにはわかりませんかねぇ?

なんて言い方を由衣さんがするとは(笑)

意外でした!

 

 

今回由衣さんはもうひとつ面白いポイントがありました。

蘭ちゃんが高明さんの故事成語を解説している時に

すごい…蘭ちゃんがいるとよくわかる…

とびっくりしてましたね。

蘭ちゃんの解説がないとあんまりわからないってことは、普段高明さんが故事成語を言っていてもなんとなくで聞き流してるってことですよね(笑)

由衣さんだけじゃなく、長野県警の人たちはみんなそうなのかもしれませんが…。

というか100発売記念のAR企画でも触れられていましたが、蘭ちゃんの故事成語の知識は本当にすごいなあ。

 

 

景光の言葉の意味

被害者が遺したダイイングメッセージを解くにあたり、大きなヒントになるのが景光の

ミッちゃんのお家だー

県境を頭に入れてみて!わからない?

という言葉です。

秘密基地につけていた『入り口』の看板は、左側のクギが外れてぶら下がっており、なおかつ『口』の字はかすれてカタカナの『ニ』にしか見えなかったとのこと。

つまり『入りニ』という感じですね。

この文字の真ん中に線を引くと、『ミサオ』と読めるようになります!

その線を景光は『県境』に例えたわけですね。天才か?

 

 

景光の話をしていた時、ミサオがわざわざ

僕の名前はカタカナで「ミサオ」だからミッちゃん…

と話していたのは、「ミサオ」がカタカナであることが重要だったからですね。

でないと景光の言葉の意味がわかりにくいので…。

さらりと読者向けにヒントを入れ込んでくるのが、さすが青山先生です!

 

 

犯人と凶器

真ん中に『県境』の線を引くことで別の文字になる…というヒントを得たところで、被害者が倒れていた時の姿をもう一度見てみると、犯人の名前が見えてきます。

上から

  • 大きく開けた口→
  • 腕時計のバックル→
  • ベルトのバックル→
  • 黒いブーツ→><

それぞれの文字の中心に縦線を入れてみると、中田由水となります。

つまり犯人は中田さんですね!

 

 

凶器については、諸伏警部が

もう凶器はわかっています…

と言っているので、中田さんの部屋を訪れた時に気づいたということですよね。

 

凶器そのものはわからないのですが、隠し場所は髪の毛の中かなという気がします。

先月撮ったという写真では、中田さんの髪はせいぜい肩くらいまでしかありません。

あの長さで大きなお団子頭にするのは無理があります。

ということは、お団子の中に何かが入っている…?

 

コナンたちが部屋を訪ねた時に首をおさえていたのは、頭が重いから?

写真を拾うときにほとんど首を動かさずにかがんでいたのは、下を向くと凶器が見つかってしまうから?

確証は持てませんが、まあこの辺なのかな…と思います。

 

 

今週が合併号なので、来週のサンデーはお休みです。

解決編まで一週間余分に間が空くので、結末が気になって仕方ないですね…!

最後の最後で、また諸伏兄弟やミサオ&景光のエピソードが聞けたらいいなと思います。

 

それにしても景光、小さいころからずいぶん聡明だったんですね…!

小さくて可愛い景光が見られて、嬉しい回でした。

 

諸伏高明・諸伏景光(スコッチ)のプロフィールと登場回まとめ!