サンデー45号『名探偵コナン』FILE.1061「血染めのID」感想・ネタバレ

サンデー45号『名探偵コナン』FILE.1061「血染めのID」感想・ネタバレ

2020年10月7日発売の少年サンデー45号から、『名探偵コナン』本編の新章スタートです!

 

不敵に笑うジン…!

前シリーズのラストで、これから組織が大きく動くようなことが示唆されていましたが…。

まさにそれを表したような表紙です。

 

 

 

ここからコナン本編のネタバレを含む感想です。

未読の方はご注意ください。




FILE.1061「血染めのID」感想・ネタバレ

今回、前半の展開があまりにも怖くてゾクゾクしました…!

 

トニーという男性と待ち合わせをしている外国人男性。

待ち合わせの相手がこないため、暗号を読み間違えたのか…?とスマホを出して暗号を眺めていますが…。

そこに現れたのはウォッカ

いきなりウォッカ出ちゃう~!?とテンションが上がりましたが…。

 

 

次の瞬間、血に染まったトニーのFBIのIDを突きつけられて、こちらまでびっくりです…。

なんという不穏な始まり方…。

そこにジンも現れて、男性も殺されてしまいました。

久しぶりにジンが怖い仕事をしているところを見ましたね。

 

 

翌日、身元不明の外国人の遺体が見つかったニュースについて話しているコナン、哀、少年探偵団。

小学1年生の話題じゃないんですが……米花町の小学生ってたくましいですね…。

 

 

何かが落ちるようなすごい音がして、急いでそちらに向かうコナンたちですが、そこでは外国人男性が転落死していました。

歩美ちゃんたちの目には触れなくてよかったです。

 

 

コナンが眼鏡の望遠機能でビルの上を見てみると…そこにはまたウォッカが!

そしてウォッカの足元には、額を打ち抜かれた男性の遺体…。

(ビルの屋上で銃殺って、ちょっとスコッチを思い出してしまう嫌なシチュエーションです)

 

 

ジンは飛び降りて亡くなったFBIに対し

空でも飛べると思ったか…

と言っていますが、彼はFBIの身分証を持ち去られるのを防ぐために飛び降りたんでしょうか。

あんな高いビルなら、飛び降りて助かるわけがないので…。

 

 

哀ちゃんに絶対に顔を出すなと伝えて歩美ちゃんたちと一緒に現場を離れさせるコナンですが、自分はフードを被って遺体に近づくという無謀ぶり。

案の定キャンティとコルンに狙われてしまいますが、助け舟を出してくれたのはキールでした!

 

 

キールお久しぶりですね~!

NOC疑惑かけられるわ、せっかく偽装死させた赤井さんが変装なしで出歩くわで苦労してるだろうなと思ってたキール!

元気そうな再登場で本当に何よりです。

 

 

キールが前回登場したのは緋色シリーズですが、あの時は回想でちょっと触れられただけ。

きちんとセリフ付きで登場したのは第578-581話『危機呼ぶ赤い前兆~赤く揺れる照準』が最後なので、もう何年ぶりかって感じの再登場ですね。

劇場版『純黒の悪夢』には登場していたので、はるか昔って気もしないと言えばしないんですが…。

 

黒ずくめの組織が登場するエピソードまとめ!組織関係の重要回ピックアップ

 

話を戻しまして。

無謀にも遺体に近づいたコナンですが、近くにいたキールがジンたちに

ヤジ馬の口封じはあきらめて撤収しましょ!

と言ってくれたおかげで、コナンは命拾いしましたね。

キールがいなかったら殺されてましたよコナンくん…。

 

 

この後のジンのセリフがちょっと意味深?

世間的には騒ぎになるだろうが、日本の許可を得ずに違法捜査しているFBIが騒ぎ立てることはないだろう…というような趣旨ですが…。

世間的に騒ぎになることはOKなんですね。

 

FBIの動きについてジンたちはどこまで把握しているのか。

そしてなぜこのタイミングで大胆なFBI狩りを始めたのか…。

気になるところです。

 

 

転落死した遺体からFBIのIDを見つけて、彼の身元を知るコナン。

彼のスマホにも暗号が表示されていました。

 

 

哀たちと別れ、工藤邸に向かうコナン。

優作も有希子も赤井さんも電話に出ないという緊迫の状況ですが…。

いざ工藤邸に着いたら、FBIが書斎に勢ぞろいしているという……すごい状況ですね。

 

 

ジェイムズの話をまとめると、3日前から今日までで7人ものFBI捜査官が組織に殺されたことになりますね。

最初に殺されたアーロンが、待ち合わせに使っている暗号の解読方法やFBIが拠点にしているホテルをバラしてしまったのではないかと懸念して、一旦工藤邸に身を寄せることにした…とのことですが。

 

 

工藤家がめちゃめちゃ危険にさらされるんですがそれは…。

 

 

前シリーズで優作がベルモットを騙しきり、「一応奴らにここを襲撃される恐れはなくなった」という流れにはなっていましたが…。

これだけのFBI捜査官が(大きい屋敷とはいえ)一般市民の家に集まって、食材も有希子たちが大量に買い込んできたら、ちょっと疑われるのでは?と不安になってしまいます。

 

 

FBIの皆さん、まさか全員で同じホテルに泊まってるの?とか、暗号を頻繁に変えたりしないの?とか、ちょっと今回ツッコミどころが多いです。

 

 

FBIが待ち合わせに使っている暗号のことをジェイムズは『難解な暗号』と言ってますが、コナンくんは一目で解読しちゃってますね…難解とは…。

暗号の解き方については後述します。

 

 

今回気になるのは、バーボンが一切出ていないこと。

バーボンは実働部隊ではなく探り屋なので、ジンたちと行動を共にしていないことは納得なんですが…。

影で何か動いているのだろうか?とは深読みしたくなりますね。

 

 

『迷宮カクテル』ラストでの工藤家でのお茶会で、赤井と安室は共闘関係になっている可能性もありますが…。

ただ赤井と安室が個人的に協力関係にあるだけで、FBIの違法捜査を日本警察が認めるか見逃すかという問題はまた別ですよね。

FBIと公安が手を組んでいると受け取れる描写はどこにもないですし。

 

 

黒田管理官が言っていた「大事の前」と今回のFBI連続殺害事件に関係があるのかどうかも気になります。

 

 

というか、赤井さんの生存はもうFBI全員に周知の事実なんですね(笑)

ジェイムズは最初から知っていて、緋色でジョディとキャメルにはバレましたが、他のメンバーにはまだ内緒なのかなとか思ってました。

優作と有希子が不在なら、蘭ちゃんが突然訪ねてきた時のために赤井さんは沖矢さんに変装しておいた方がいいんじゃないでしょうか…。

 

 

暗号の解き方

今回、暗号は2つ出てきましたが、解き方は一緒ですね。

 

コナンいわく、暗号には

待ち合わせの住所と場所と日付と時間が記してあった

とのこと。

(本誌では『日付と電話』になっていますが、誤植だとコナン公式アカウントがツイートしています)

 

 

待ち合わせ場所が記してある…ということで、作中にあるヒントは

  • 最初の待ち合わせ場所はタクシー乗り場の近く
  • ジムが亡くなった現場にある『Cafeグアバ』の看板

ですね。

暗号の中に、これらの場所を示す単語が現れるはずです。

 

 

では解き方です。

暗号は3行ありますが、それぞれの行を上下で半分に切ります。

そして下半分を左右に反転させます。

ここで注意なのですが、1文字ごとではなくて1行をまるごと反転させてください。

そして残しておいた上半分とくっつけると、文字と数字が表れます。

 

 

このやり方で解読すると、2つ目の暗号はこのようになります。

bEIKA 3-5

CAFE.guAVA

10.03. 16:00

と読めるようになります!

米花3-5のカフェグアバで10月3日16時に待ち合わせ、ですね。

 

 

同じやり方で1つ目の暗号を解くと、

FuruIto.2-1

tAXI.StAnd

10.02. 20:30

古糸は第22巻収録、アニメ第144-145話『上野発北斗星3号』で登場した古糸市のこと。

すごい懐かしい地名が出てきましたね。

 

私は画像を切り貼りしてあれこれ試してようやく解読できたので、これを見ただけですぐに解読してしまうコナンの頭のよさときたら…!

 

 

ただ、最後のコマでジョディたちが『え?』と驚いているのがちょっと気になるというか…。

コナンがあっさり暗号を解いたことに驚いている、ということでいいんですよね?

 

あのコマで赤井さんがひとりだけ驚いていないのは、「ボウヤなら解けて当然」ということですよね。

 

さすがのFBIも、もうこの暗号は使わないでしょうから(笑)

次号で解説が出そうです。

 

 

今シリーズ、どんな方向に話が転がっていくのか、まったく予想がつきません。

ひたすらハラハラしながら次回を待ちたいと思います。

 

 

「名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story」単行本発売日決定!

サンデーの発売と同時に、警察学校編の発売日も発表されました!

 

上巻が11月18日、下巻が12月18日発売です。

 

まだ諸伏編と降谷編が本誌掲載されていない状況なのに、年内に上下巻とも出ると言うのは驚きですね。

諸伏編と降谷編が3話ずつとして、12月18日の単行本発売までに本誌に掲載するなら、11月11日発売分のサンデーから掲載しないと間に合いませんが…。

 

 

とすると、コナン本編の今シリーズは最長でも5話構成?

途中でシリーズの流れを切って警察学校編に突入するとは考えにくいので…。

 

 

単行本にはファンから応募された松田、伊達、萩原、諸伏、降谷に関する質問と、青山先生による回答が収録されるので、こちらもものすごく楽しみです!