毛利小五郎は人格者?コナンに対する態度が他の人とは一味違う!
名探偵コナンのレギュラーキャラクター、おっちゃんこと毛利小五郎。
コナンのおかげで『眠りの小五郎』として有名になり、コナンの世界ではもてはやされる有名人になりました。
ですがその素顔はというと…
- お酒大好き
- ギャンブル大好き
- 美女大好き
- 妻と別居中で高校生の娘に家事をしてもらう
- コナンの助けがないと、探偵としての能力はイマイチ
など、ちょっとどうなの~!?とツッコミを入れたくなってしまう欠点が多いんですよね。
ですが実は、毛利小五郎はちょっと視点を変えてみるとかなりの人格者なんです。
普段はなかなか見えてこない、毛利小五郎の懐の深さがわかるシーンをまとめました。
お金が大好き!でも情がうつるとお金はどうでもよくなる
毛利探偵事務所が入っているビルは、小五郎が親から相続した持ちビルです。
そのため、1階に入っている喫茶ポアロからの家賃収入がありますが、探偵としての収入がどれくらいあるのかは疑問なトコロ。
コナンが来るまではロクな仕事がなかったようですし、コナンが来てからも『仕事の依頼料でたまっていたポアロのツケを払った』などと蘭が発言していることから、裕福な暮らしをしているとは言えなさそうです。
そのためか、小五郎はお金の話になると目の色が変わります。
蘭がコナンを連れてきた時も、最初は面倒を見るのを渋りましたが…
名探偵コナン 第6巻『仮面の下の真実』より引用
多額の養育費を渡されると、コロッと態度が一転。
快くコナンを預かることを了承します。
ただし、その後も暮らしぶりが変わった様子はありませんから、コナンの養育費を着服している心配はなさそうです。
最初はお金のためにコナンを預かった小五郎でしたが、コナンに対してきちんと責任感を持っていることがわかってきます。
次の項で詳しくご紹介しますが、もはや家族同然になったコナンに対しては、お金を抜きにしてもきっちり面倒を見るという態度の変化が見られます。
また、安室透を弟子にした際も、『弟子は取らない主義』だと一旦は断りましたが…。
授業料を支払うと言われた途端に態度を一転、弟子にすることを了承しました。
弟子にして間もない頃は
名探偵コナン 第76巻『コロンボでの待ち合わせ』より引用
ごく簡単な仕事の依頼に同席させるだけでも授業料を払うように要求していました。
ですが付き合いが長くなってくると、態度が軟化してきます。
週刊少年サンデー 2018年4月25日号 名探偵コナン『黒ウサギ亭にて』より引用
コナンが『安室さんも一緒に事件現場に行こう』と誘った際、差し入れに持ってきたサンドイッチを依頼料にしといてやると発言しています!
しかも『(そのサンドイッチは)どーせ余り物だろうしね…』とまで言っているのにも関わらずです。
余り物のサンドイッチが授業料でいいというのは、かなりの太っ腹発言ですよね。
小五郎のことを先生と呼んで慕う弟子の安室に対して情がわき、何かにつけて授業料を払わせるのは気が引けるようになったのかもしれませんね。
コナンのことを最優先!『預かっている子ども』という認識がきちんとしている
コナンの身の回りの世話は、基本的に蘭が行っています。
(というか、毛利家の家事は全部蘭がやっているんですよね…)
なのでコナンのことには無関心なのかと思いきや…実は、意外と責任感を持ってコナンを見守っています。
名探偵コナン 第40巻『思い出のテニスコート』より引用
山奥で見つけた怪しい民家を怖がる蘭と園子。
ですが小五郎は、川に落ちて濡れてしまったコナンを着替えさせるのが最優先だという態度をとっています。
実はこの直前、小五郎が借りていたレンタカーが川に流されてしまっています。
その時は取り乱していましたが、すぐにレンタカーよりもコナンのことを考えて行動しているところに大人としての責任感が見て取れますよね。
劇場版19作目『業火の向日葵』でも、爆発炎上した美術館からコナンが無事脱出してくると、スーツ姿のまま迷うことなく湖に飛び込んでコナンを助けに行っています。
いざという時にはしっかりコナンを守ってくれる行動力が要所要所で光ります。
保護者の責任?コナンを事件現場に入れたがらない理由
殺人事件などの事件現場によく居合わせるコナンや小五郎。
コナンが様々なことによく気が付き、捜査の助けになってくれることから、蘭や捜査一課の面々はコナンが事件現場に足を踏み入れることをあまり気に留めなくなりました。
ですが、小五郎だけはコナンが事件現場に足を踏み入れることに対して怒りを見せるシーンが多いです。
名探偵コナン 第25巻『手探りの言葉』より引用
小五郎が事件現場に足を踏み入れたコナンに対して怒る時は
- 事件現場で遊ぶな
- 捜査の邪魔をするな
- 事件現場は子どもが見るもんじゃない
この3つの理由であることが多いです。
最後の理由に注目してみてください。
『小学1年生の子どもが、死体などを見るべきではない』というのは、現実世界で考えてみるとごく当然の価値観ですよね。
ですが名探偵コナンの世界においては、この当然の価値観を持ち合わせている人間は(少なくともコナンの周辺では)小五郎だけなんです!
当のコナンは中身が高校生探偵の工藤新一ですから、小五郎に捜査現場からつまみ出されることに不満を抱いていますが…。
小学生に殺人事件現場なんて見せられない!という小五郎は、きちんと保護者としての責任を果たしているんですよ。
さいごに
コナンの力で『眠りの小五郎』として有名になった毛利小五郎。
普段はどうしても『愛すべきダメ人間』としての面が強く描かれてしまっていますが、実は他の登場人物たちと比べるときちんとした責任感と保護者意識をもってコナンに接していることがわかります。
このことを念頭に置いて単行本を読んだり、アニメを見てみると、また新たな毛利小五郎の魅力に気づくことができますよ!
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